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2009/03/17

◆17日、今年はじめてマフラーを外して出勤。最寄駅まで続く桜並木では、固かった冬芽が蕾と呼べるほどにちょっぴり膨らんでいた。これから暖かさが増し加わるなか、開花に向け1日ごとに膨らみ色付いていき、いつ開くか、あすはもっと膨らんでいるかなどと、開花まで期待感が膨らんでいく。四国の山村で「桜三里」と呼ばれた国道11号線沿いの桜も復活に向けた動きが続いているという。春を迎えるごとに、久しく戻っていない郷里で昔見た桜のトンネルを思い出す。

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◆さて、春を目前とした東京市場で、日経平均株価は3日続伸した。一時7967円まで買われ、10日の直近安値7021円から13.5%上昇、心理的な節目である8000円に急接近した。3メガバンクなど金融株が急伸し、不動産株も人気化、日経平均指数採用銘柄が先導し幅広く買いが広がった。■16日の米国株は、NYダウなどが後半、急失速し下げに転じて終ったことを考えれば、東京市場の堅調さが目立つ。8000ポイントでは日米市場がそろって攻防戦をしたが、日経平均は7021円で下げ止まり、昨年10月28日のバブル後最安値(取引時間中)6994円90銭を割り込まずに反転した。一方、今回の金融バブルから世界景気後退(リセッション)の引き金を引いた米国では、NYダウは7000ドル攻防戦も負け、3月9日に6547.05ドル(終値)まで下げ、ようやく16日午後に7392ドルまで12.9%戻したにとどまっている。

◆日本風力開発(2766)が大幅高で3日続伸した。米社への技術支援発表を好感したもの。日ガイシ(5333)と協力して「風力発電の弱点である発電量の不安定さを補う環境技術」としてNAS(ナトリウム硫黄)電池システム」を売り込むものだ。加えて、「地球温暖化への取り組みが広がるなか、世界的に風力発電への投資が進んでおり、2008年末の世界全体の能力は3割近く増加、原発90基分に相当する」との16日付け日経新聞夕刊報道もあるなど、風力発電関連株を見直す動きが広がる可能性は大だ。■風力発電機メーカーでは三菱重(7011)、日製鋼(5631)がピックアップされる。三菱重には風力関連の売上比率の低さがネックであり、日製鋼は原子力関連第一人者として大きな相場が終り、調整局面のなかでの戦いとなる欠点があり、中間反騰以上の期待は難しい。●一方、日ガイシは07年11月の上場来高値4220円から昨年10月には726円まで下落。中期下げ相場は終了したと見てよい。そして、前週には200日移動平均線をクリア。今週はきょう現在で52週線にプラスかい離してきた。ほぼ一本調子の上げだけに、調整場面が欲しいところだ。■そのほか関連銘柄は、風力発電所運営で民営化したJパワー(9513)があるが、12日に2625円まで下げ、04年10月の上場月に付けた1725円の最安値を更新したばかりとあって様子見。●風車の羽などの調整装置を手掛けるナブテスコ(6268)が急伸し5連騰。超寿命鉛蓄電池の新神戸電機(6934)は3日続伸。500円台回復を窺う構え。

◆きょうの介護関連株星取表は、主力株の流れから離れ、3勝4敗と負け越し。だが、介護最大手のニチイ学館(9792)が1647円まで買われ、4日の戻り高値を突破し、昨年5月に付けた1627円の昨年来高値を更新しており、総論強気を継続する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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