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2014/10/23

◆日経平均株価は前日比56円81銭(0.37%)安の1万5138円96銭と反落した。22日のNYダウは4日ぶり反落。朝方は売り先行も、前場中頃に発表されたHSBCの10月中国製造業PMI(景況感指数)が改善、5ヵ月連続で好不調判断の「50」を上回ったことから、後場は上げに転じる場面があった。ただ、円は対ドルで小幅に下げる動きとなったものの、ユーロ圏の金融不安から対ユーロでは続伸・・とまちまちの動きとなり、当面の利益を確定する売りや戻り待ちの売りなどから後場半ばには再び下げに転じ、もみ合う格好となった。 業種別株価指数は24業種が下げ9業種が上げるにとどまった。値下がり率1位には2.20%安のその他金融、2位は在庫懸念からNY原油先物が80ドル台とほぼ2年4ヵ月ぶり安値水準となったことが嫌気された石油・石炭1.39%安、3位はNY金、LME銅・ニッケル先物安が嫌気されたで非鉄金属1.14%安、4位は証券・商品先物0.93%、5位医薬品0.90%の反落・・。 一方、値上がり上位では、1位が海運で1.04%高は連日の値上がり率トップ。22日バルチック海運指数が46ポイント高の1136と4連騰し9月16日以来の高値水準となったことが買いを誘った。商船三井(9104)は一時12円高の345円と16日の年初来安値か12%上昇した。2位は空運0.51%、3位の鉱業0.35%高は原油安も国際石開帝石(1605)が小幅続伸したことが寄与した。4位化学、5位ガス・電気。

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◆当欄銘柄コスモス薬品(3349)は前日の最高値から急反落。神戸物産(3038)も一時190円高の4890円と3連騰し連日で年初来高値を更新し、株式新規上場時の2006年6月の最高値5250円に迫ったが、利益確定売りなどで急失速。4655円と4日ぶり小反落で終了した。いずれも、利益確定売り水準であろう。■また、飛島建(1805)は一時308円と1996年12月以来の300円台回復場面があったものの、変わらずの291円引けとなった。出来高は13年9月17日の7674万株以来13ヵ月ぶりの突出高水準、当時は2週間で大幅に下げた後、10月後半に204円と200円台を回復した・・。今後、リニア中央新幹線工事に関連する具体的なニュースが出たときにどう動くか?他の直近急人気関連銘柄との人気バランスがどう変化するか・・注目される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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