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2007/04/13

◆レッドソックス松坂大輔投手対マリナーズのイチロー外野手の7年ぶり、米大リーグ最初の対決は松坂本拠地・フェンウェイパークで戦後2番目の入場者が目撃者となった。筆者の郷土愛媛・宇和島東高出身のデビレイズ岩村明憲内野手は開幕線から9試合連続安打と美技を披露しオープン戦の不振が嘘のような絶好のスタート・・。米大リーグからの話題がドンドン飛び込んできている。その分、国内でのプロ野球ニュースの露出量は下降気味。おまけに西武の金銭供与、横浜の高額契約金・・問題と暗い陰が覆う。それでも、セリーグは上位4球団が1.5ゲーム差内に、パリーグは4球団が2.5ゲーム差の中にあり野村・楽天も7勝9敗と前年比大善戦で3ゲーム差にあり、球趣を沸かす。予想外は巨人投手陣の中日をも上回る好調ぶり。おかげで、わが郷土の後輩野口茂樹投手はここまで13試合中で2試合の中継ぎ登板と出番が少ない。失点ゼロは気がかりだった肩がそれなりに良くなっている証拠かと期待が膨らむ、出番を重ね、成績を積み上げ低ってほしいもの。

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◆日本株式市場は活気づく世界株式市場の「蚊帳(かや)の外」の感。(もっとも、アジア開場市場15の星取表は、インドの急反騰はあったものの5勝10敗だったが)。この日も、日経平均は、朝方こそ120円以上上げていたが、後場に入り下げ幅を拡大し、1%の下落。9日に1万7747円の戻り高値を付けた後は、模様眺め気分を強めたまま、週足陰線で終った。東証1部市場は、値上がり銘柄数204に対し、値下がり数は実に1439銘柄を数えるほぼ全面安商状だ。気になるのはTOPIXの動き。3月13日に「世界同時株安」後の戻り高値をつけたが、その後は、上値がじりじり切り下がる嫌な展開となっており、なんとか下値切り上げ型チャートを保っている日経平均とは温度差が大きい。まあ、調子に乗りやすい市場のこと。「平家ハアカルイ(中略)、アカルサハ、ホロビノ姿デアロウカ。人モ家モ、暗イウチハ滅亡セヌ」(太宰治「右大臣実朝」)という好きな言葉もある。有頂天の市場よりも、しょんぼり気味の今のほうが買い場探しには良い。

◆前号紹介の新和海運(9110)が続急伸し年初来高値を更新。日足・週足とも陽線となった。が、堺化学(4078・大)、東芝機械(6104)、東海カーボン(5301)、JUKI(6440)、山九(9065)・・など個別狙いの好業績・好材料・好チャート株は日足陰線、週足陽線となった。利益確定売りに押されたが、引き続き「押し目は買い」方針で臨みたい。■ソニー(6758)が急反発し年初来高値を更新、02年6月以来の高値をつけてきた。本欄で言うところの「ソニーらしい製品」はまだ市場に登場してはいない。が、米市場での液晶テレビの好調、ゲーム機PS3の収益改善を背景に短期的な業績面の懸念は払拭した。そして、12日の「有機ELテレビ」の小型機種を年内に発売するとの正式発表が、「ソニーらしい製品」の実現ならば、まず、02年5月の戻り高値7460円達成が期待できる。●有機ELを手がけるケミプロ化成(4960・大2)は200万株超と出来高を増やし80円高の359円ストップ高となった。

◆株式市場での原子力関連株相場はスタートダッシュを終え?次の、本番に備える。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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