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2011/01/04

◆2011年大発会の東京株式市場はほぼ全面高商状となった。日経平均は大納会比169円高の1万398円と急反発して好調裏に発進した。3日の米国市場で経済統計好調を背景にS&P500種指数がリーマン・ショック時の08年9月以来の高値となり、NY外為市場ではドルが上昇(円は対ドルで11営業日ぶりに反落)、NY原油先物(2月限)は2年3カ月ぶり高値、金先物(2月限)は1オンス=1422.90ドルを付け過去最高を更新!加えて、利上げ懸念から軟調展開が続いてきた中国・上海総合指数が12月29日からきょうまで4営業日続伸した・・流れを受け、東京市場は輸出関連、素材・資源関連株が先導。TOPIX業種別株価指数は任天堂(7974)の続急落が響いたその他製造を除く全33業種中32業種が上昇した。

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◆米国では「2011年は大統領選挙の前年。再選を目指す大統領が景気刺激策を実施して景気底上げを図ることが多く、結果として株式は上昇する」との経験則がある。選挙前年は過去17回連続上昇だ!ただ、11年相場見通しのなかで多くのストラテジストがこのことを指摘している。ということは、怖い?昨年の米国株急騰の後、さらに、上値を目指す励みとして、持ち出した場合は・・(もっとも、4年前の07年もこのことを皆が指摘したが、結果として高かったことは、今回も、皆が皆同じことを指摘しても、「条件さえ整えば、このジンクスは今年も生きる」ことを示唆したことになる。幸い、大統領選挙年まで上昇波動を維持していることが多い)。それ以上に懸念されるのは、金融緩和によって生まれた過剰流動性が、強気見通しを大きく引き伸ばし続けた挙句に倍々ゲームの夢から覚めた場合の反動ではないか?

◆東京外為市場でも円は対ドルで10日ぶりに反落。午後には1ドル=82円台前半へと下げ幅を拡大した。気になるのは、前年末、日経平均は2年ぶりに前年比3%下げた。しかし、ドル建てでは約1割上昇しており、米国の対日投資家にとっては自国のNYダウ平均並みのリターンを得ている計算になる。つまり、「円安に振れていくようだと、利益確定の日本株売りが出やすくなる」ことは、「円安は日本の輸出関連株買い」との見方を当然とする国内勢だけに、狙い撃ちにされる可能性がある?ことを留意しておくべき。

◆高岳(6621)が連騰。前月29日からは出来高が3日連続で5000万株を上回り、上げっぷりも派手。米国が日本の電気自動車用急速充電器を採用との話が伝わったことをきっかけに低位材料銘柄として一気に人気となったもの。●つれて、チタン工業(4098)が電気自動車関連の材料株の一角として人気化、●太陽電池など薄型ディスプレー製造装置を手がけるアルバック(6728)も電動漁船用の急速充電器に着目した買いに大幅反発した。●当欄でも以前から注目の電気自動車関連材料の戸田工(4100)が急騰し3日連続で年初来高値を更新している。もっとも、ツレ高はツレ安につながることは懸念材料となる。「買い」とはいいにくくなった戸田工だが引き続き値動きに注目したい。◆不動産関連では臨海副都心に大規模開発地取得の住友不(8830)と我が東急沿線の東急不(8815)をピックアップ、ウォッチングしよう。ともに、昨年8月高値が当面の上値ネックラインとなるが、これを突破できれば、新たな波動入りが期待できる。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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