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2016/01/22

◆日経平均株価は前日比941円27銭(5.88%)高の1万6958円53銭と3日ぶりに大幅反発した。大引け前には1万7000円台回復にあと6円強と迫る場面もあった。

 21日の欧州中央銀行(ECB)は金融政策の現状維持を決めたが、ドラギ総裁が欧州経済の下振れリスクの拡大を指摘し追加緩和を示唆したことから、次回会合での追加金融緩和期待が高まり欧米株が反発。NY原油先物3月限が前日比1.18ドル高の29.53ドルと4日ぶり急反発となり、LME非鉄市況も反発と商品市況もいったん一息ついた格好に・・。

 年初来、ほぼ一本調子で下げてきた世界の株式相場・資源価格が前日にいったん下げ止まり、東京市場でも、円が続落しての推移となったことから、朝方から買い戻しや突っ込み狙いの買いが先行。大幅反発始動となり、後場には次第高の展開から1万7000円台に急接近する場面もあった。週明け相場もまた、内外金融・証券・為替動向を横目に、急速な戻り場面では戻り待ちの売りが出てきそうだが、世界の株式・金融市場の方向をウォチングしながら臨んでいきたい。

 1部市場の値上がり銘柄数は97.3%の1878と8日ぶりに大幅増加に転じ、値下り数は8、変わらずは7にとどまり、騰落レシオは62.19と前日の2008年1月22日以来7年ぶり低水準53.82から3日ぶり反発に転じた。大きく落ち込んだ後とあって、短期的に急反騰シーンがあっても不思議はない。

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◆前日までとは一転、長年ウォッチングの各セクター別銘柄もこの日はほぼ全銘柄が上昇した。トヨタ(7203)は前日安値が6392円だが終値は前日比430円高の6822円。日本トップの企業として、自動運転車開発の先導車として、そして、マーケットのためにも超長期線24ヵ月移動平均線7085円への早期回復が願われる。

 また、東芝(6502)が10.5円高の221.9円と3日ぶりに反発した。同社とシャープ(6753)が検討中の白物家電事業統合に絡み、政府と官民ファンドの産業革新機構が日立(6501)に合流を呼び掛ける方向で協議していることが分かった、と22日の共同通信が報じたことが材料視されたようだ。
 報道では、革新機構が主導して「国内連合」を形成し、過当競争を解消する狙いといい、日立が合流すれば同事業売上高は合計1兆2000億円に達してパナソニック(6752)に並ぶとしたが、そこまで発展していくのか?実現すれば、長年の国内慣習と違った企業の新たな大合同時代の始まりとなりそうだが・・。

 日郵政(6178)は前場に1497円と2日連続で最安値を更新した。しかし、後場には、全般上げ幅を大きく拡大する展開に後押しされ一気に1600円台を回復する場面があるなど7日ぶりに大幅反発し97円高の1596円引け。12月28日戻り高値1979円以降で、久々の反発となったが、週明け以降はさてどうか?

◆島精機製作所(6222)が3日ぶりに大幅反発した。昨年12月7日戻り高値2042円から前日安値1644円まで、全般相場の急落展開のなか大きく下げていた。前日は、一時プラス圏回復も、後場急失速と嫌な格好で終了した。今2016年3月期連結業績予想は、経常利益は前期比11.5%減と4期ぶり減益予想だが、営業利益は21.8%増の70億円と3期連続増益予想にある。

 前夜には島正博社長が、テレビ東京の「カンブリア宮殿」にゲスト出演、「ものづくりで世界のファッションを変えた"和歌山のエジソン"」として紹介されたことが材料視された模様!?筆者は2000年代前半に和歌山市の同社本社工場を証券調査会の一員として訪問しており、同社本社ビルが工場ではなく、洗練されたピカピカのオフィスや研究室のようだったことを久しぶりに思いだした。

 同社は島社長自ら開発した手袋編み機で設立。世界初の「全自動手袋編み機」やホールガーメント(無縫製横編み機)などでファッション産業から宇宙船用・・へと広げてきた。日々発明生活を続けるなか、ニット編み機分野をトップで牽引してきた。取得した特許数は600超に上り、ニット編み機分野では世界トップシェアの実績を有している・・。番組では島社長の歩みやニット編み機の分野を牽引してきた同社の歴史や取り組みが紹介された。80に近い同社長の後継者は?しかし、中期三角保ち合いにあるここから、上下どちらに振れるがウォチングを開始する。
 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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