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2008/02/05

◆日本化成(4007)が、後場光った。30円高の212円終値は東証1部市場値上がり率で2位、全市場では6位だった。筆者の今年の年間注目株(前号でも紹介)で、昨年11月から買い推奨を開始した。その後の高値は232円。しかし、大納会には205円終値に下落し、1月22日にはなんと137円まで転げてしまった。惨め!急騰は、この日14時に発表した08年3月期第3四半期(07年4〜12月)連結業績で、営業利益は前年同期比62%増の24億2800万円と大幅増益となり、経常利益、純利益とも過去最高となったことが好感されたもの。値動きの軽い低位株ということあり買い人気を集めた。同社は三菱化学の後押しにより前07年3月期に16年ぶり復配を果たしたばかりで、今期は連続最高更新の見通しにある。ちなみに、筆者が年間買い推奨としたのは、ディーゼル車の環境規制強化が続くなか、次世代超低公害ディーゼル車に導入される尿素SCRシステムに対応した、排ガス脱硝用尿素水AdBlue(アドブルー)に期待していることが背景。既に商用車メーカー2社が同社製を採用済みであり、将来的には全商用車メーカーが採用を決定している次世代のスタンダードだという。現在は育成事業の位置づけだが、アドブルーの出番はそう遠くないはずだ。環境関連株の一角にあり、収益が好転してきた。この日は75日移動平均線をわずかに上回って引けたが、220〜240円台は昨秋の上値ボックス圏だ。これをいきなりの突破は難しく、いったん、調整した後切り返す確率が高そうだ。明日はこの日の急騰に対する反動安場面が想定されるが、引き続き、年間注目株として押し目を拾いたい。

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◆この日は米景気後退(リセッション)への懸念と今3月期業績予想を減額修正する企業が相次いでいることへの不安感が広がり全般軟調展開となった。アジア15市場の星取表も4勝8敗3休場と冴えない展開だった。明日からは中国市場が旧正月休み。東京市場は出来高、売買代金とも冬枯れ状態となってきた。新興市場だけでなく東証1部市場でも市場参加者がずいぶん減ってしまった感がある。新日鉄(5401)など主力大型株には厳しい状況だ。決算発表数字を見て次々と銘柄を渡り歩く目先資金はともかく、中期狙いの投資家には厳しい局面が続きそうだ。

◆1日号で、大林組(1802)は上値を突破しきれないことから8日の決算発表が気がかりだとした。奥村組(1833)は、1月31日には594円まで買われ、200日線に急接近した。が、同日引け後に今3月期経常赤字幅が大幅に拡大すると発表。3日目のきょうは394円まで下落し昨年来安値だ!大林組の今3月期経常利益予想は19%減益だが、株価の腰の強さ通りに好展開を導くかに注目しよう。●1日号紹介で風力発電所を運営する日本風力開発(2766・マザ)が、一時2.1万円高の31.4万円まで買われ、昨年5月9日以来の高値となった。日経新聞朝刊が、「青森県と協力し、試験運転を始める蓄電池併設型風力発電機の技術を7月の洞爺湖サミットで世界にPRする」と報じたことが手掛かり。知名度向上と将来の業容拡大が期待される。●三井糖(2109)が400円台を回復し、200日線突破が目前だ。NY、東京粗糖の上昇基調を背景に下値切り上げが鮮明化してきた。材料株人気の一角に陣をはるか、注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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