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2014/10/06

◆久々の家族旅行はオーストラリア・シドニーを出発してほぼ1ヵ月となる義兄家族3人とともに箱根でゆっくりとした時間を楽しんだ。今朝は台風により朝の羽田発が午後便に変更になるトラブルがあったものの、姪が撮り溜めた数百枚の写真をパソコンに残して無事に出発した。

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◆さて、10月第2週初めの日経平均株価は前週末比182円30銭高の1万5890円95銭と続伸した。前週発表の米雇用統計が予想以上に改善し、6年ぶりの低失業率となった。NYダウは200ドル超の5日ぶり急反騰となり、円は109円台後半へと大幅反落した。東京外為市場でも円は1円以上下落してスタートしたことから、大幅続伸で始動。後場には1万5970円を付ける場面もあった。業種別株価指数では全33業種中、NY原油先物が終値で1バレル=100ドル割れ2.20%の大幅4日続落となったことが嫌気された「鉱業」が唯一、2.20%の大幅続落となったものの、残る32業種は上昇した。日経225銘柄では86%の194銘柄が、全銘柄では85.8%にあたる1571銘柄が上昇。前週後半の3日連続1000銘柄超の下げから前週末に続く2日連続1000超銘柄の上昇と好転。騰落レシオは3日ぶりに100ポイントを回復した。

◆当欄銘柄では埼玉地盤の食品スーパーヤオコー(8279)が8月26日に付けた上場来高値を6週間ぶりに更新した。9月中旬にかけての調整色を払拭したといえそうだ。「日本の問屋は永遠なり」の著者有賀泰夫知友アナリストは、「ヤオコー」特集リポートで、「多くの日本人にとって、いまだにスーパーと言えば、イトーヨーカ堂、イオン(8267)、西友などが代表的なイメージであろう。しかし、西友はウォルマートに買収されダイエー(8263)もイオンに吸収される。ところがそのイオンもウォルマートも一向に存在感が高まらない。そして、既存店売上高前年同月比の同社(例・8月度は7.5%増など)と日本スーパーマーケット協会加盟企業の平均値(同1.9%増など)の推移をみると、ほぼ100%同社の伸び率が業界平均を上回っていることがわかる。しかも、両者の差はこの1年間拡大し続けている。イトーヨーカ堂もいまやセブン&アイ(3382)のお荷物企業に成り下がっている。まさに、食品小売市場ではヤオコーを筆頭に地域大手スーパーの独壇場となっている。決して、コンビニエンスのように派手さはないが、特に消費税増税以降にその存在感が高まっていると指摘している。                                 

◆元気印はカジノ関連セクター。当欄チェック銘柄では丹青社(9743)が5月安値を基点にほぼ一本調子の上げで1999年10月以来の4ケタ台回復を目指す格好となっており、スペース(9622)は8月安値982円からこの日高値1342円と2005年12月の株式分割落ち後高値に上昇。噴き値売り・利益確定売り場を探す相場は何処まで続く。国会での「カジノ法案」(通称)成立前後まで目を離すことはできない!?     

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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