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2009/03/10

◆10日、日経平均、TOPIXとも3日続落し、連日で(終値ベース)バブル後安値を更新した。日経平均は7054円98銭となり1982年10月6日以来の安値となった。日経平均の1日上下幅は79円と100円未満の小幅なモミ合いに終始。9日の米国株が買い先行も景気先行きへの懸念が強く、次第安の展開となった。NYダウが6日の1997年4月以来安値を割り込んだことを受け、終日方向感の乏しいまま、3月期末を意識した公的年金の買いにより、かろうじて7000円台を維持、死守?した格好だ。■麻生内閣発足時の日経平均1万2115円は、同内閣が生煮えのまま機能不全状態を続けるなか、3月期末を控えて年金などの株価下支えに、急落は防げても、ジリ安放置の対応が続いており、4月入り後は果たしてどうなるのか?との懸念は広がるばかりだ。

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◆大和総研が前週発表した2008年度〜10年度企業業績見通し(東証1部主要300社が対象)によれば、売上高が、08年度7.2%減収、09年度10.5%減収で、10年度にようやく3.1%増収に転じるとの予想。営業利益は、08年度54.3%減、09年度21.8%減、10年度50.5%増益の見通し。ただ、09年度最終損益については、有価証券評価損の一巡もあり、2.2倍増を予想している。■9日現在の日経平均採用銘柄の予想PERは68.55倍、1株利益は103.37円まで縮小しており、100円割れが目前に迫っている。が、大和総研の来期予想ベースでは、株価サポート要因となる?

◆前号で「この先、突っ込みを買いに行ってよいものか、ここから考えてみたい」としたセブン銀(8410)は8日ぶりに急反発した。「銀行らしくない銀行」が買いポイントだが、昨年12月の最高値に向けて駆け上がったときの勢いは、当分出てこない筈。2万6300円台にある52週移動平均線に対し18%のマイナスかい離となったことから、値ごろ感の買いが先行したもの。当面は、52週線まで戻ればいいところか。全般相場が大きく戻した時で26週線の30万円前後が次の戻りのポイントとなる。

◆先に注目した日本マクドナルド(2702)が小幅ながら3日続落。10日午前に発表した2月度の月次売上高で、全店売上高は37カ月連続でプラスとなり、既存店は前年同月比1.3%増となった。が、増収幅が小幅となったうえ、既存店客数が3カ月連続で減少しており、先行動向が懸念される。昨年10月の上場来安値が出発点となったのだが、12月には68%高の人気に新製品キャンペーンにかかるマスコミのネガティブな報道もあって反動安。12月の月足が大上ヒゲ足となり万事休す。一段安も予想される。

◆介護関連株星取表は3勝5敗。10日付け日経新聞朝刊が、「ニチイ学館(9792)など介護各社は介護事業の従業員の給与を引き上げる」と報じた。4月1日からの介護報酬引き上げにより各社売上高が増加することを受け、給与引き上げが人材確保などに不可欠とみた。ニチイ学館は急騰後の調整が続くが、12日には75日移動平均線が200日線を上抜く中・長期線のゴールデンクロスが示現する。1300円割れ水準にある中長期線処への値幅調整かはわからないが、メッセージ(2400)とともに調整場面を見守りたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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