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2011/10/21

◆10月第3週末の日経平均は前日比3円安の8678円とわずかながら続落した。引き続き、欧州連合(EU)首脳会議を控え模様眺め気分は強いうえ、タイの洪水への懸念もあって方向感のないまま薄商いの軟調展開が続き、日経平均の日中値幅はわずか48円と小動きにとどまった。これで6日から11日連続で日中値幅が100円未満だ。20日の米国株は10月フィラデルフィア連銀景気指数が大幅に改善したこともあり小幅ながら反発したが、NY原油・貴金属・銅先物がそろって4日続落し、東京の素材・資源関連株の足を引っ張った。そして、日経平均は5日以来前日のNYダウの動きと同調していたが、きょうは11日ぶりには逆向きに振れ、下げた。出来高は今週5日間すべて15億株を割り込んだ。売買代金は7755億円にとどまり、昨年12月28日の大発会以来の低水準!結果、市場では小動きでも利益が出やすい2ケタ銘柄がにぎわう。出来高上位30銘柄中に2ケタ銘柄が4、100〜300円未満は13と半分強が300円未満株だ。これは、投資資金の行き場がなくなったことを表しているが、結果は見えている!

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◆まずは、23日というよりも26日に再び開かれるというEU首脳会議で域内債務危機の解決に向けて浮上している「一時的な救済基金と恒久的な救済枠組みを統合、基金の規模を最大9400億ユーロ(約99.5兆円)に増大する」という案が何らかの合意を得、欧州各国が前進してくれることを期待するしかないか・・?一定レベルの合意が形成されれば、縮こまっていた投資意欲が一気に花咲くが、さて。その時は、よく下げた銘柄・業種がよく上げる。しかし、それなりの水準に踏みとどまっている当欄推奨の内需株組などは遅れをとりそうだ・・。

◆前号で紹介の「中古ブランドバッグや宝飾品などを新品とともに東京、関西で販売する」コメ兵(2780)もそうだろうな。きょうはNY金先物が4日続落したうえ、17日の株価が431円と3月10日の東日本大震災直前の高値水準まで回復していたことから当面の利益確定する売りが先行した。金市況の高騰が同社業績押し上げ要因となったが、週明けの動きに注意を払いたい。

◆一方、9月にかけて暴落した後、10月に3割強反発した銘柄のなかに航空機用金属チタンを手がける大阪チタ(5726)と邦チタ(5727)がある。炭素繊維最大手の東レ(3402)も同様に米ボーイング新型旅客機「787」関連としてこれまで何度も物色されてきた。200日線から滑り落ちたが、52週線は守っている。しかし、ここは、よく下げて、これからもう一段上を狙う可能性が高いチタン関連2社の買い場を探すべきか。21日付け日本経済新聞朝刊は、「米ボーイングは20日まとめた最新の民間航空機の市場予測で、今後20年間の北東アジア地域(日本・韓国)の需要が機数で1250機、金額で2000億ドルになると発表した」と報じた。航空機向け金属チタン、炭素繊維需要への期待が株価水準を押し上げてくれそう・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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