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2012/05/17

◆昨日、「相場は気分次第の時もある。今は何の気も起こらないが、突如、良いも悪いも、反対方向に動く場合があるから面白いし、困ってしまうが、やんちゃ坊主と思えば腹も立たない・・」と、女心(あるいは男心)は気ままに変わるもの的なことを記した。が、きょうの日経平均は前日比75円高の8875円と4日ぶりに反発した。前日に4カ月半ぶりの安値を付けるなどつるべ落としの下げとなっていたうえ、この日朝方発表の1−3月期GDPが予想を上回ったうえ、中国政府が省エネ家電や低排気量車への補助政策を発表し、上海総合指数が5日ぶりに反発、韓国、台湾も反発に転じたことから、直近で大きく下げてきた銘柄・業種を買う動き(リターンリバーサル)が広がったのだ。TOPIXは7日ぶりの反発だ。業種別株価指数では26業種が上げ7業種が下げたが、値上がり上位には、ここまでの5月相場で値下がり率上位の証券・商品先物、海運、不動産、非鉄金属が並んだ。一方、値下がり業種は全て内需関連であり、値上がり率下位順でも上位に内需関連が並んだ・・。これでは、そこそこ上値を試す相場が到来しても、すぐにはビックリするほどの新たな相場には発展しないもの・・。売り疲れで一服している間にちょっとばかし、相場のあやをとる場合が多い。それでも、ずるずる後退戦を続けるよりも精神衛生的には良い!?

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◆もっとも、1カ月後の6月17日にはギリシャ再選挙がある。今月6日の選挙以上に緊縮財政反対派が勝つとの世論調査がもっぱらだ。奇妙なことは、「緊縮財政は嫌だが、ユーロにはとどまりたい」との声や、新たな世論調査でリードを広げているといわれる急進左派連合の「支援プログラムの条件を破棄してもユーロ圏に残留できる」との主張が大手を振っていること。欧州首脳は支援条件を遵守しなければ、支援をやめる構えにあるというが、即座に支援を取り止めることが出来るかは疑問。様子見を続ける可能性は無いと断定できないもどかしさ・・。また、「欧州中央銀行(ECB)は16日、自己資本不足に陥っている一部ギリシャ銀行への流動性供給を停止したことを確認した」との報道があったが、規模の大きな銀行にも機敏に対応できるか?は疑問。政治はかけ引きで始まり、かけ引きで終るのだから。発表、発言、コメントに市場は振り回される!?すでに、選挙の前に、銀行預金を引き出す動きがあるというが、それも当然の動きであろう。

◆気にかかるのは、機関投資家が指標としている米SP500種指数の弱さ。リーマン・ショック後高値を付けたのは今年4月2日で1422ポイント。09年3月のショック後安値666から2.13倍化したものだが、今週、26週線を割り込んできた。50週線は1282ポイントとまだ余裕がある。また、米経済は欧州やアジアよりも良い。が、なお、ウォッチングを続けたい。

◆前号で記した大塚HD(4578)は前日の上げ分を帳消し。「ちょうちん買いは避け、むしろ様子をみてから、一部手持ち株を売却すべきか」としたが、株価を波乱させたMSCI指数がうらめしい。前日出来高は405万株。きょうは318万株で123円安とトホホ・・の気分。●知友アナリストは、「15日、サンマルクHD(3395)の説明会に行った。社長の話は、毎回感心するのだが、改めて今回も感心した」という。そこで、まずは、ウォッチングを開始することにした。これも内需関連株だが・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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