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2008/12/17

◆17日の東京株式市場で、日経平均株価は44円50銭高の8612円52銭と反発した。16日の米国でFOMC(連邦公開市場委員会)がFF(フェデラルファンド)金利誘導目標を過去最低の0%−0.25%と実質ゼロ金利に引き下げたうえ、「機関債や住宅ローン証券の購入規模を拡大する準備はできている」との声明を発表。米国株が引けにかけ上げ幅を急拡大したことから、米住宅市場の低迷はあったものの買い先行で始まった。後場一時、東京外為市場で1ドル=88円台前半へと円高が進行したことから、パナソニック(6752)が1000円ちょうどまで下げ2003年5月以来の安値に売られた。日経平均は142円安までさげたが、その後、日経平均先物が先導し切り返した。

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◆東証1部市場の出来高、売買代金とも引き続き低水準だ。値下がり銘柄数は14時頃に1227と急増したが大引けでは、値上がり数815に対し値下がりは769と値上がりが勝った。前引け時点で値上がり率上位に不動産関連株がずらりと並ぶ場面があったが、これは、「よく下げたものは、よく弾む」を地でいっただけのことか。

◆さて、「100年に1回」級といわれる現在の米国発の不況だが、日米欧が初めてそろってデフレ不況に陥るリスクは一段と高まっている。中国、インドなど新興国も不況風が強まっている。中東産油国は1バレル=40ドル台前半では147ドルまであった時の過大投資が仇となり、悲鳴が上がる。■日本はバブル崩壊後、90年代以降の不況期に実質ゼロ金利とも言うべき最低水準の金利を据え置いてきたが、今も景気回復を実感するには至っていないと思うのは筆者だけ?では、米国は?ゼロに近い超低金利を何年続ければ、「景気回復」宣言は可能?いや、「ワカラナイ、ワカルハズガナイ」ではないか?心して市場に向き合わなければならない日々が続きそうだ。

◆民間気象情報サービスで世界最大手ウェザーニュース(4825)の2008年相場は、昨年12月後半につけた4年9カ月ぶり安値465円を基点とした上昇相場となった。7月には1799円の上場来高値に買われた。が、10月28日には933円まで下げたところで調整を終えたもよう。新年にむけ中勢上昇第2波動入りとなるかに注目したい。「日足ベースの移動平均線が短期から長期線まで1300円処で収れんしており、三角保ち合いから上下どちらかに放れる場面を迎えている」からだ。<週足ベースではもっと分かりやすく、52週線に沿った上昇基調を維持している>。業績は順調見通しだ。ピンポイントの気象情報の利用が広がり、主力の個人向け気象情報が伸長していることが背景。03年の上場以来、昨年暮れまで下げ続けてきただけに、1年で終らない買いエネルギーが充填されている。予想PER15倍台にも割安感が強い。

◆プリマハム(2281)は今朝の200円タッチから一服?11月相場で200円とび台が上値ネックラインだったのだから、戻り待ちの売りが出るのは当然。170円水準にある25日移動平均線が下支えするかに注目しよう。●また、太陽電池関連株でもある東京製綱(5981)は231円まで買われた後、200日線に重なる221円引けであり、52週線は上抜いて終った。200円固めできれば新春に期待できそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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