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2004/08/02

◆一喜一憂。猛暑さえ腹立たしくなるうっとうしい市場。米国のテロ懸念の高まり、原油先物の最高値更新、米GDPの低迷、半導体の先行き供給過剰懸念、アジア主要株式市場が下げ、先物安に伴う裁定解消売りが続く・・などが今日の悪材料という。例えば、明日は何かいい景気指標が発表され米国株が上がったとしても、翌日は、今週末6日に発表予定の米雇用統計が気になるといい腰の重い展開になる可能性も。■値上がりセクターは資源開発関連や石油株、ガス・電力。原油価格高騰下だが電力株は東京、中部、関西電力など長期下値切り上げパターンにある。景気回復に不透明感が漂い始めたことからディフェンシブ銘柄として買われているほか、猛暑による電力消費の増大も目先材料視され、ガス・電力の自由化で高層マンションやオフィスビルのコージェネレーション(地域電化)進展を注目する声もある。ただ、この状況はハイテク関連株にはアゲインストの風となる。

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◆自動車株ではホンダが年初来高値更新後に小幅下落に転じるなど主力3社が小反落となった。なかで、390円まで買われ1カ月ぶりに年初来高値を更新したのがマツダ(7261)。日興シティグループが投資判断を「1H」に引き上げるともに、目標株価を360円から一気に530円に引き上げたことが買い手がかり材料視されたという。マツダは本欄注目株だが、第1四半期決算発表を経てアナリストが変心した後の相場は面白くなりそうだ。手ごろな株価のマツダだけに、山九(9065)に投資資金が集中し流れ込むと同様の動きがスケールの大きな相場展開が予想される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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