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2005/05/17

◆1〜3月GDP速報値は前期比1.3%増で年率5.3%と市場予測を上ぶれた。前日の米国株もハイテク株の多いナスダック指数が続伸し、NYダウも110ドル強上昇した。しかし、株式市場は朝方に買い一巡した後は下げに転じ終値は4月18日を下回り年初来安値を更新した。何故?GDPの年率5.3%成長は、消費の回復、設備投資増と望ましい方向にある。しかし、対象となる前10〜12月期に自然災害や暖冬により消費が落ち込んだ反動であり、手放しでは喜べない。平均株価の場合、取引時間中の年初来安値は4月21日の1万770円であり、あと55円しか糊しろがない。■では、<平均株価が高値を付けた3月時点となにが変わったのか変わってないのか?>。変わったのは外部環境。中国では4月前半に反日デモの過激化があり日本企業に中国リスクを思い起こさせた。米国ではGM、IBM、ウォルマートなどの業績悪化ショックがあり、企業業績には勢いがなくなっている。ただ、ここまでは株価にほぼ織り込まれている。わが知友は、ここから注目しなければならないのは、「世界の流動性の縮小」だという。一次産品価格は中国などの台頭もあり需要を伸ばしたところに余剰マネーが流入し原油先物価格をはじめ多くの商品がかつてない水準を記録したが、現在勢いはなく、資金流入は見られない。特にGM、フォードの社債格付けが引き下げられジャンク債化したことから世界の投機マネー・ヘッジファンドの世界ががらりと変わるとも見方が多く、一次産品に流れていた余剰資金が縮小するのではないかとの恐れが広がりつつあるが、株価にまだ織り込まれていない。注意が必要だという。■また、需給面では、海外投資家が買いから売りに転じたことが大きい。個人投資家は海外投資家の買いの上に乗っかかっての相場を続けてきただけに、寄り前の外資系証券の注文状況で、4月27日に17日ぶりに買い越しに転じたものの、その後今朝まで売り越しが続いているとあっては、個人投資家もたまらない。■変わっていないのは、企業業績が前05年3月期も経常増益となり、今期も続伸で4期連続最高更新見通しにあること。増配企業が続出していることはいいほうの変わり方。買いは注意だが、◎総合医研(2385・マザ)の暴落には、買い場を探したい。◎ヤマタネ(9305)など思惑株も割り切って買い場を見つけたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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