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2011/04/15

◆4月第2週末、日経平均は前日比62円安の9591円と3日ぶりに反落した。14日の欧米市場では、ギリシャ債務問題がぶり返しユーロ高となったものの欧州株は反落した。米国株は小幅に続伸したが、前週の新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったうえ、グーグル決算が予想を下回った。加えて、東京で円は反落スタートした後、6日続伸に転じたことも上値を抑えた。そして、「トヨタ(7203)が今3月期業績予想は、前期決算発表後に開示する方針を明らかにした」との日経報道も嫌気された。カンバン方式でならしたトヨタでさえ、東日本大震災により生産・販売計画を先延ばしせざるを得ないのだから、多くの企業が前期決算発表時に今期予想を発表できないのではないかとの見方が広がり、買いの手を押さえ、様子見気分が強まったもよう。米国では1−3月期決算の発表が続いている。既に、市場は、業績好調・増額修正期待をかなりの水準で織り込んできた。引き続き、じゃぶじゃぶの金融余剰を背景に好決算発表後も、これまでと同様に一段上を狙った買いが続くかどうか?注目される。

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◆もっとも、これまで、欧米株やアジア市場の堅調相場が、日本株を後押しした場面があったが、震災前の話。同調相場はここから続くかどうかは疑問が残る。日経平均は東日本大震災発生の翌週以来、200日移動平均線が上値の壁となっており、終値で200日線を回復していない。週足でも一番下にある52週線を回復していない。■震災復興関連株が大いに賑わい、節電・省電力関連を買う動きも広がりつつある。が、トヨタが今期業績予想の発表を、前期決算発表時にできそうもない状況のなかでは、買いを薦めるわけにはいかない。テクニカル面ではトヨタは日経平均よりも良い。あの3月15日こそ200日線(52週線)を割り込んだ。が、その後は、上値は重いものの、200日線(52週線)を下値サポートラインとしてここまで来た。日本株の羅針盤としてトヨタ株に注目したい。 

◆もう当欄を見るのも嫌と思われそうな、マクドナルド(2702)のコメント連発だが、きょうで7日続伸。しかし、その間の上げ幅は43円にとどまる。1日6円強の上げにすぎない。しかも、3月28日の震災後高値2049円にわずか1円届かないで今週の相場を終えてしまった。2050円台前半なら、もっと、大きな声で「買い」を叫べた!?とはいえ、日足、週足、月足のそれぞれの3本の移動平均線を全てクリアした。あとは、昨年12月高値2150円、そして、08年12月のリーマン・ショック後高値2170円を併せて突破すれば、言うことなし。しかし、突破しなければ、テクニカル面からの買いはない。同社の今期業績予想については、先に、紹介済み。月次売上動向をチェックし続ければ、同社業績の方向は読めるはずだ。●ハーモニック(6324)に続き、「買い」ウォッチング開始はTOWA(6315)。半導体製造関連装置大手でLED(発光ダイオード)封止装置を手がけていることから、この日、LED照明関連株として見直し買いが入り急騰した。会社四季報では今12年3月期は反動減益予想だ。しかし、LED照明の需要が大きく伸びれば連続増益が見込める。200日線は回復したものの26週、52週線は回復できていない。より長期線であるこの両線を回復すれば打診買いしたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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