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2010/12/22

◆日経平均は前日比24円安の1万346円銭と3日ぶりに反落、TOPIXも3日ぶりに小反落した。日経平均は前場中頃に24円高の1万394円まで上昇し、5月14日以来の高値を付けたものの、その後は、明23日の祝日休場に続き、24日の米欧クリスマス振り替え休日休場、そして、週末・・を控え、さらには、10年相場最終シーン目前とあって、主力輸出関連株をはじめ先駆株から利益確定売りが優勢となっていった。一方、金・原油先物相場高を背景に素材・資源関連株、米銀行株高もあって買い戻しなどが先行した銀行・金融関連株は上昇した。■21日の欧州市場では格付け会社フィチがギリシャの格付けを引き下げ方向で見直すと発表し、ムーディーズはポルトガル国債を格下げする可能性を示唆したことから、ユーロが主要通貨に対し下落した。これを受け米国市場で、NY金先物が3日続伸。米小売堅調や銀行による買収発表もあって銀行株は急伸、企業業績の先行きを楽観視した見方から、SP500種株価指数がNYダウに続いて08年のリーマン・ショック前水準を回復。NY原油先物は08年10月以来2年ぶりの高値水準に戻した。悪材料さえ買い手掛かりとしてしまう、変わらぬ市場。米国の景気回復に向けた、あるいは、一段の景気悪化を回避するための超低金利政策が、過剰流動性となって世界の市場を徘徊している・・。

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◆東京市場は、世界の出遅れ市場として、海外投資家が出遅れ分の修正を狙った買いを10月以降に先行させた。問題は、年明け後に、海外ファンド群が日本株の組み入れどう案分するか、だ。筆者の世代には、1989年大納会までと90年大発会後の真逆の相場、おまけに、89年に導入された先物取引に日本勢はまるで子供をあやすようにひねられ、外資系証券が90年年明けまもなく日経平均暴落リポートに対し、鼻でせせら笑った付けが年明け早々から回ってきた。年末発行の経済週刊誌や国内証券のリポートには「1990年代は日本の時代」といったタイトルが並んでいた。が・・、3月に日経平均が3万円を割り込んだところで、目が覚め始めたが、8月のさらなる下落で、証券生活20年のちっぽけな知恵は吹き飛んだ。そして日本は、今も、デフレ経済から抜けだせないでいる。過剰流動性を生んでいる米国はまさか・・と思う。が、米国でも住宅バブルがはじけた後のことは語られてはいたものの、結局、避けることは出来なかった!

◆さて、筆者お気に入りの浜松ホトニクス(6965)が3020円と3000円台を回復した。08年6月以来だから、リーマン・ショックの影さえ見えなかった頃以来、2年半ぶりのことだ。09年2月安値1455円から2倍強だが、6カ月移動平均線や12カ月線に下支えされた、急ぎすぎない上昇基調が続いており、上昇余地は残しているとみている。●航空機向け金属チタンを手がける大阪チタ(5726)は06年秋までの中期上昇相場後は、業績が08年3月期にピークアウトし、今11年3月期は経常赤字転落。しかし、株価は08年10月安値1803円を大底に、ゆっくりではあるが下値を切り上げている。ボーイングの次世代機と呼ばれた中型機で航続距離の長い787の納入は2月予定が半年もしくは1年延期されたが、その分、安全性は高まったとみてよいか。邦チタ(5727)、東レ(3402)などと合わせてチェックをしていこう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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