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2006/08/29

◆原油先物下落による米国株上昇を受け、おまけに、日経平均が前日まで4日続落していたこともあり、値上がり銘柄数1228を数え5日ぶりに反発した。もっとも、日米株式市場とも決め手を欠いている(というよりも、調整期間である)ことから、売買代金は(半日取引を除き)1.66兆円と昨年9月中旬以来ほぼ1年ぶりの低水準だった。出来高は12.53億株にとどまり今年最低だった連休の谷間の5月1日を下回った。

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◆先物主導のこの日の相場だが、市場体温計銘柄の新日鉄(5401)は一時502円まで買われ、1991年3月以来15年ぶりに500円台を回復。全般相場の先行き強気を示唆した。世界の鉄鋼生産増は、17日付で紹介したような鉄鋼関連企業に追い風となる。ひき続き注目していこう。■TOPIX業種別指数33のうち、下げたのは原油安を受けた石油セクターのみ。紙・パ関連もTOBを諦める王子紙(3861)が反王子紙グループに対抗するため設備増強投資に踏み切ると伝えられ、先行き紙需給悪化が懸念されてとんとんで終わった。

◆逆に、人気化したセクターは証券株。三菱UFJ証券(8615)が三菱UFJFG(8306)の完全子会社になるとのニュースがながれ(引け後、正式に基本合意したと発表)好人気となったことから思惑買いが広がった。実際、9月1日付でSMBCフレンド証券(元は山種証券)を三井住友FG(8316)が完全子会社する。新光証券(8606)は銀行同一系列のみずほ証券(非上場)、みずほイン証(8607)との絡みもあり、以前から、種々取りざたされており、4%高に買われた。かつて、下2桁が01コードで始まる業種でコード欠番なしで8601からそろっていた証券業界だが業界再編の嵐は収まらず、今では4大証券と言われた山一証以下多くの退場があり、欠番は多い。この日の証券株人気は、相場の先行き堅調を先取りしたものではない。「同一銀行に復数の証券会社があることが不自然な時代、株主に説明できない時代になってきたことの証(あかし)」といえそうだ。

◆本欄23日付けで、ドリコム(3793・マザ)は投資金額がかさばることが難点だが「SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)」は、日経新聞が今後騒ぎ続ける「テーマ」となろうと紹介した。日経はいよいよ連日で、「SNS」関連記事を1面に取り上げ始めた。明日、デジタルエイジグループ(2497・マザ)が公開価格60万円で上場する。17日に上場のゴメス・コンサル(3813・ヘラ)は公募価格51万円に対し初値180万円、翌日安値121万円からきょうの高値230万円に直行。これを知っている投資家の買いが2月上場のドリコムは同月17日に637万円の高値をつけた後、新興市場人気離散もあり、いまだにじり安商状。きょうは234万円引け。ただ、6月2日の最安値139万円に対する二番底確認中のここから大きく突っ込んだところから、買い場を探したい。日経でも報じられたようにネットは「web2.0」時代に入ってこれまでの主役との交代が進み始めた。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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