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2013/04/12

◆12日、4月第2週末、日経平均株価は前日比64円安の1万3485円と3日ぶりに反落した。11日の欧州で主要株式市場はイタリア国債の入札が順調に終了したこともあり、そろって週初めから4連騰となった。NYダウもまた米FRBの金融緩和継続を追い風に3日連続で史上最高を更新した。東京でも、朝方の外為市場で円が小幅安スタートとなったこともあり、日経平均も上昇発進。しかし、4日の日銀「異次元の金融緩和策」発表を挟み前日までの7営業日で1550円弱上げての週末控えとあって、寄り付き直後から利益確定売りに押され、1万5000円割れ水準でもみ合う展開となった。円が利益を確定する買い戻しに対ドルで8日ぶり小反発に転じたことも売りを誘った。なお、TOPIXはわずかながら8連騰し6日連続で年初来高値を更新した。■この日、際立ったのは電力株が活況裏に大幅高したこと。近所のご主人がかつて定年退職した時、配当がいいということで東電(9501)を買ったものの困ったことになったと嘆いたのは東日本大震災直後のこと。株価は1000円台にあったが、100円台まで落ちるとは想定外であり、早く売却してはどうか、などとも言えなかった・・。ネット検索すると、「昨夜のBSフジの番組で茂木経産相が電力会社の発送電分離が実現すれば再編が起こるとの認識を示した」と伝わったことから思惑人気が高まったという。また、アナリストが12日付けリポートで「東日本大震災後に運転を停止している原発の再稼働がされる見通しが強まっている」と記したことも買いを誘ったという。経産相の言い放しでなければいいのだが・・!配当もなく、売却できる水準ではないといい、沈んでいた近所のご主人の顔は明日、すこしは回復している?

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◆プリマハム(2281)の推奨は、「世田谷発。株式投資とアフィリエイトで稼ぐ」と銘打ち、企業情報を発信している80年代バブル期以来の知友アナリスト・有賀泰夫氏のブログ登場が始まり。昨年11月、「食肉加工業界のお荷物企業であったプリマハムが、奇跡的な変貌を遂げている。ほぼ10年前まで10年間にわたって赤字に低迷し、完全に資本を毀損していた同社が、今や過去最高益を連続更新する会社に変わってしまった。これは、倒産寸前までいった背水の陣によって、生産性の向上を成し遂げたことによるものである。しかし、株価は未だ100円台と低迷しており、同社の変貌は株価に織り込まれていないと考えられる」と記したのだ。東洋経済の「会社四季報」13年春号にも記されている「14年3月期はハム・ソー、コンビニ惣菜など順調増続く」とか、「豚肉相場底打ち」、「戦略」欄では、「コンビニ惣菜やPB生産体制増強」にも注目したい。もっとも、相場は1月に13週26週、52週移動平均線が合流して下支えした後、一気に、上放れたが・・。有賀アナリストの「株式投資のための 企業研究 プリマハムの変貌」はメルぞうeーBook無料ダウンロード画面から入手出来るので、今からでも遅くはない、ダウンロードしてみてほしい!■9日に1503円を付けた片倉工(3001)は1409円の週末終値。9日の日足は厳しかったがその後の3日間の動きは順調。週明けに我慢ができれば道が開ける?●日銀(8301)の7万円固め的な日足の格好がジリジリ続くようだと、次の相場への期待はさらに、膨らむのだが・・。●ショーボンド(1414)も波動良し!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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