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2010/01/08

◆10年相場第1週の週末、日経平均は前日比116円高の1万798円と反発、2日ぶりに終値ベースの昨年来高値を更新。一時1万816円まで上げ、5日に付けた取引時間中の昨年来高値も更新した。7日は、昨年11月後半からの相場をリードしてきた輸出関連株が高値警戒感もあって利益確定売りに反落したが、きょうは円が対ドルで4カ月ぶりの安値水準に振れたことを受け、急反騰、全般相場をリードした。菅直人財務相が7日に円安誘導的発言をしたことを受け、7日の海外市場から1ドル=93円台後半へとドル・ユーロ高円安に振れた。米景気指標から回復持続への期待感が強まったこともドル買いを誘った。前日に急伸した金融株も堅調に推移した。ただ、NY原油先物が11日ぶりに反落したことから利益確定売りがでた資源株の一角は反落した。

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◆8日発表の米12月雇用統計が市場の楽観的な見通しに沿った線ならば、14日発表の小売売上高や15日の消費者マインド指数などの注目度が上がりそうだ。また、半導体関連株には、14日に予定されている半導体最大手のインテルの決算が注目されよう。●  東芝(6502)については、原子力発電・半導体関連の輸出株として当欄は継続注目しているが、10年第1週を陽線、12月戻り高値更新でスタートした。フラッシュメモリーに経営資源を集中する半導体事業部門は市況の上昇により採算が回復、今3月期赤字解消も、との日経新聞報道が買いを誘った。11月の調整安時には26週線を割り込むことがあったが、それも短期間。昨年2月に付けた1980年9月以来、27年7カ月ぶりの安値204円からの上昇基調は今しばらく続きそうだ。月足ベースで506円弱の水準にある24カ月移動平均線をこの日上抜いてきたのだ。もちろん、確定ではないが。中・長期の新規買いは先とし(短期はロスカット設定後ならば、いつでも可)ウォッチングを続けたい。●10月相場で東芝とあわせて紹介したスクリーン(7735)は、12月相場では432円まで買われ、昨年来高値を付けている。今週前半にかけての下げ場面でも400円を割らずに、きょう急騰し高値にあと4円と迫って終った。週明けが高値寄り付きとなると面白くない、が、売り優勢でスタートした後、少々間をおいた後、商いを伴って切り返し始めるようならば、追随買いしたい。もちろん、ロスカット価格を決めた後でのことだが。■「三角保ち合い」から上放れしつつある銘柄として注目の日製鋼(5631)は長い尻尾が上に放れる構えを徐々に鮮明化しつつある。温暖化ガス削減にからむ原子力発電関連株の主役銘柄であり、ロスカット設定後の打診買いはいつでも可。むしろ、打診買いすることで値動きのクセなどが良くわかることになるのだから、積極的に打診買い手法を用いるべきか。

◆フィディリティ投信がミクシィ(2121)株を一部売却し、新規に買ったのは当欄注目で交流サイトを手掛けるグリー(3632)。7日の大量報告書で7.73%にあたる346万株強を取得したことが判明。11月に田中社長などが保有株を771万株以上売り出すと発表も12月には分割落ち後高値を更新。ただ、5日付けでアナリストに投資判断を引き下げられ、6日に急落してしまった。が、フィディリティ投信の追加の買いも期待できると見ており、いま少し下値固めの時間を待ちたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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