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2008/12/01

◆「世の魁か、しんがり役は苦しいが一番名誉なしごとであろう。1歩も2歩も世に先駆ける、あるいは負け戦において命懸けで敗軍のしんがりをつとめ主人を無事に逃がすことは、つらく酷いしごとだ。本欄はそこまで思い詰めるものではない。しかし、市場に半歩ほど魁かしんがり役を果たす話題や材料、銘柄、チャート展望を試み、話題を提供したい。もちろん、「好球必打」は当然のこと。直近の話題、注目銘柄なども紹介していく」とは、「魁」がスタートした2004年4月9日号の冒頭の記事。

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◆2月入りとともに、当欄は当日夕方発行で当日の市況と銘柄動向などを踏まえた形での発行となりました。米国株式動向をみつつ作業を進めるこれまでとは違った、速報性がやや優勢となります。どこまで魁(さきがけ)となれるものかは不明、少なくとも一歩、二歩は先駆けしたいものだが、さて、いかがなるやら!?

◆株価は「価値、人気、需給」で決定するといわれる。乱暴に言ってしまえば、「価値」は企業の成長、すなわち1株利益の成長で言い換えることができる。「人気」は企業成長の外的要因、時の国策や、テーマなどに絡むかどうかで株価上昇力は大きく分かれる。また、「需給」は内外の投資家動向、投資資金の流れや個別信用需給などで見てとれる。なお、当欄はテクニカル面チェックから銘柄を打ち出す場面を多くしていることを容赦ねがいたい。

◆当然、米国サブプライム問題から発した米国発の世界金融危機、景気後退(リセッション)にともなう世界同時大暴落など、価値、人気、需給を根こそぎ変えてしまう状況の中では、個別企業の動向を吹き飛ばした暴落商状から免れ得ない。が、そんななかでも、6月16日号前後から当欄注目株としてきたセブン銀行(8410)のように逆行高相場もあるから、相場は複雑であり面白くもある。

◆1日、師走相場は東証1部売買代金1.10兆円、出来高15.1億株の閑散の中でスタート。日経平均株価は3日ぶりに反落した。11月21日の直近安値(ザラバ)7406円が10月28日のバブル後最安値6994円の二番底底となり上昇基調を鮮明にするには11月5日の戻り高値9521円更新が不可欠。この日はその前に、NYダウが前週末で5連騰となっていたことから反落を警戒したようだ。また、前週8500円の戻り高値に買われたことで高値警戒感が強まったともいえる。

◆環境サミット前の6月天井銘柄だが、太陽電池製造装置のエヌピーシー(6255・マザ)が140円高の3720円と3日続伸し、11月戻り高値3970円や10月戻り高値4280円をにらんだ格好になりつつある。政府が太陽電池など新エネルギー普及に向けた仕組みつくりを検討と先に報じられたほか、オバマ米次期大統領の環境政策重視を背景に、業績急成長に押し出され、10月底から出発した新年相場に改めて注目したい。

◆太陽電池用ウエハ切断装置を手がけ、材料思惑株として個人投資家に高人気の東京製綱(5981)は、11月5日の戻り高値205円突破となれば、10月安値104円を大底とした日足ベースの「逆三尊」底入れを確認する。ここから上値を探る動きに期待。

◆食料自給率アップに農業改革の方向が先週報じられた。日本農薬(4997)のじり高基調に押し目買いで対応しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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