2015/03/02
◆日経平均株価は前日比28円94銭高の1万8826円88銭と3日続伸し3日連続で昨年来高値を更新した。前場寄付き直後には前週末以上に勢いは強く140円超の上げ幅を見たが、その後は、金融関連に利益確定売りが広がるなど上値が重い動きとなり、後場は1万8000円台前半でのもみ合う展開で終始した。米経済指標は強弱まちまち、米国株はNASDAQ指数が最高値から反落し、NYダウは最高値から続落した。中国の追加利下げ発表も輸出関連株買いを後押しした。業種別株価指数は19業種が上げ、14業種が下げた。値上がりは輸出・商品市況関連と内需関連、値下がり上位は金融・不動産と内需関連が中心。 円は対ドルで119円台後半と続落して推移し対ユーロでは3日ぶりに小反落の展開。輸出関連は前週の勢いにも押され買いが先行・・、1位には2月17日から11連騰のガラス土石0.7％高。2位サービス、3位医薬品、4位情報・通信、5位金属製品など内需関連が続き、6位非鉄、7位輸送用機器、8位卸売、9位石油・石炭、10位倉庫・運輸・・と分かれた。一方、一方、過熱感を背景に2月人気となった金融は値下がり上位に並んだ。1位その他金融1.72％安と前週末に付けた昨年11月以来の高値水準から5日ぶり反落、 2位証券・商品先物1.06％、3位銀行、4位不動産と続き、保険も0.04％の4日ぶり小反落。1部市場出来高は21.70億株と急減した。値上がり銘柄数は899、値下がりは832となり、25日平均騰落レシオは135.2と3日ぶりに下げかつ140を割り込んだ。 なお、当欄期待の建設セクターは2月27日の06年2月以来の高値から1.70％の反落。最大で206億円の公募増資を行うと発表した大成建設（１８０１）が1株価値の希薄化が利益確定売りを誘い、大手建設株が下落。ただ、そろって、人気となってきた調整場面と見てよさそうだ。
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◆一方、当欄期待のＯＬＣ（４６６１）は4連騰し最高値を上乗せした。首都圏での平日限定割引券発売を発表したことが買いを誘った。2月27日に｢首都圏ウィークデースペシャルパスポート｣を4月6日-7月16日までの月曜日から金曜日(除く祝日)に発売すると発表。期間中の来場者数増に伴う一段の収益拡大を期待した買いが先行しているようだ。人気が人気を呼ぶ格好に！首都圏(東京都･神奈川･千葉･埼玉･茨城･群馬･栃木･山梨各県)在住、在勤、在学者を対象とし期間中の平日(除く祝日)に、東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーのどちらかのパークへ入園できるパスポートを発売する。なお、料金は大人6400円、中人5600円、小人4200円。なお、通常の1デーパスポートは大人6900円、中人6000円、小人4500円）、15年4月1日以降料金。 販売期間は3月6日(金)〜7月16日(木)。なお、東京ディズニーリゾート各施設でご購入は「購入申込書」が必要で、購入申込書は専用ウェブサイトよりダウンロードが可能。●また、筆者いつも使用する油性ボールペン「ジェットストリーム」の三菱鉛筆（７９７６）が3連騰し3日連続で最高値を更新した。2月19日に25年ぶり最高値を付けた後もなお上値を追う格好で4500円台に乗せてきた。書き味が極めて滑らかなことから、2003年に海外で先行販売し国内外で売上拡大が続いてきた人気の油性ボールペン「ジェットストリーム」であり、13年12月期連結経常利益を初の100億円台に押し上げ、前期は112億円と業績拡大を牽引。今15年12月期会社予想は3.5％増の116億円予想慎重ながら3期連続の過去最高更新見通しにある。前期海外売上高はジェットストリーム好調を背景に売上を伸ばしてきた。その4割弱を占めたのは中国、韓国などアジア。前期は14％増の280億円と伸び、全売上高の46.4％と拡大した。