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2004/10/06

◆きのうの値上がり率上位銘柄がきょうは値下がり率上位銘柄としてずらりと並ぶ。ネット経由など超目先資金以外の一般投資家にはとても太刀打ちできない動きである。もっとも、市場はさまざまな投資姿勢があり種々の投資資金が流入してこそ厚みが生まれ、企業の資金調達の場として健全となる。平均株価は7カ月ぶりに7日続伸した。米国株に左右される第2次市場の感はあるが、テクニカル面ではきょう9月6日の戻り高値1万1357円を上抜いたことで、4月高値1万2195円をトップに、5月21日の安値1万489円をボトムとする三角保ち合いから上放れる構えとなった。問題は、来年にかけての米中を始めとする世界景気の後退懸念がこれまでの株価調整局面ですでに織り込まれたのか。原油が高止まりしたり、中国の過剰投資急ブレーキによる新たな腰折れ要因にどこまで対応できる市場となっているかである。■9月の米雇用統計が8日に発表される。ブッシュ大統領は自分の選挙に利用できる程に雇用者数が増加していることを願っているだろうが、中長期的にサービス部門に変わる余剰労働力移動先が生まれるかが、長期低迷の兆しがある米国の今後の経済成長を鍵。ブッシュ氏はこれを軍事以外の分野で見つけることができるかが注目される。

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◆資源・エネルギー関連株の息は長そうだ。日揮(1963)や千代建(6366)そして洋エンジ(6330)、トヨカネツ(6369)、新興プラン(6379)、総合商社株、第一実業(8059)、など引き続き注目。◎名証2部だがアニメとアミューズメント運営のトムス(3585)は動きが煮詰まってきた。今期再増額修正期背景に上放れじゃ近い!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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