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2006/07/24

◆NTT(9432)が6000円高の59万円まで買い進まれ13日の年初来高値58万5000円を更新した。その日、本欄では、「新鮮味では昨年11月高値59万4000円を突破した時のNTTだろう。04年4月高値63万4000円奪還から上値を追う展開が予想されるが、さてどうか。同社株の信用取組が1.06倍なんて魅力的すぎる!」としたが、NTTは新日鉄と同じく昨年9月に最初の高値(59万3000円)をつけた後、今日にいたるまでもみあい圏にとどまっている(NTTは58〜59万円処が厚い上値の壁となってきた)。逆に言えば、「買いエネルギーを溜め込んでいる。爆発すれば一気の上昇展開が期待できる」といえる。18日には75日線が200日線を抜き返し、上から順に日々線、短期線、中期線、長期線と並ぶ上昇基調時に見られる「順なパターン」に復帰したばかりだというのも相場が若いというという意味で強みとなる。そして、信用買い残株数が減少する一方、売り残株数が増加し、<7月14日現在ではついに信用倍率が0.81倍と売り長>に転じた。ちなみに、<4月28日現在の信用取組は、買い残株数の3万6236株に対し売り残株数は1927株で倍率は18.8倍の大幅買い長>だった!会社側の今3月期業績予想は前期比0.5%増収、0.8%営業増益、10%経常減益と冴えない(第1四半期決算発表予定は8月3日の引け後)。が、「固定通信事業が増収に転じる」とのアナリストの見方もある。そして、6月下旬から7月中旬にかけて下したアナリストの投資判断は、「弱気」1社に対し「強気」が4社だ。模様眺め気分の強い現在の相場の<市場体温計>として改めて注目したい。

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◆一方、新日鉄(5401)は12日に460円まで買われ3月高値479円更新を期待したが、きょうは逆に432円まで叩かれた。幸い25〜200日線まで各日々線が下値をサポートする体制にあるが・・。きょうは先週末発表の東京製鉄(5423)の第1四半期業績悪化が嫌気され、東製鉄株がストップ安に売られたことに足をすくわれた。また、中国当局がGDP成長率10%超となったことで、金融引き締め、2度目の利上げを発表したことから、鉄鋼株は機械株や非鉄株などとともに中国関連銘柄として売られた。新日鉄など大手鉄鋼の第1四半期業績は新日鉄が実質前年同期並み水準とのみかただが、実際、会社側がどう数字を打ち出すか?発表までは模様眺め気分の強い展開か。

◆注目はやはり、三菱商事(8058)と北越製紙(3865)の資本・業務提携発表に対し王子製紙(3861)がおこなった北越紙へのTOB(株式公開買い付け)による買収提案。これは空振りで終わりそうだが、これまでは、村上ファンドやライブドアによる株集めを背景とした資本提携への迫りだったが、上場会社間のM&A合戦時代の幕開けといえそうだ。海外勢の巨大ファンドの日本上陸も伝えられており、M&Aのうねりが大きな波となって市場に押し寄せてくる!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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