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2007/09/06

◆6日のアジア15市場の星取表は10勝5敗。香港のハンセン指数は小幅下落したが、韓国・総合、台湾・加権、中国・上海総合、シンガポール・ST指数は日経平均株価とよく似た日足チャート、「朝安の大引け高(もしくは小幅安)」となった。TOPIXは4日続落したが、6日の場合、日経平均は新日鉄(5401)今08年3月期業績修正の発表、そして、「新日鉄の動きに似た格好の日足チャート」となり、朝方の下げ幅300円超の場面から前引けにかけ下げ幅を縮小していき、業績増額修正発表直後の13時26分前後には揃って上げに転じた。新日鉄はその後、下げに転じる場面があり、「好材料出尽くし感が広がった」との見方もあったが、そこから、大引けの14円高の814円高値引けまで買い直されていった。日経平均はその後1万6000円台を割り込むことなくこれまた99円高の1万6257円引けとなった。

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◆もし、新日鉄の業績増額修正の発表がこの日なかったならば、どうなっていたか疑問だ。出来高は21億株となり8月21日以来の20億株超となった。もっとも、日経平均の225銘柄の騰落は値上がり122と過半を超え、値下がりは93(変わらず10)だったが、1部市場全体では、値下がり銘柄数1295が値上がり345を圧倒しており、TOPIXは4日続落と違った面も見せている。

◆6日の欧州は前半高の後半下げに転じる場面があった後、小幅高で終り、米株は金融、保険株が下げたが、小売など消費絡みの堅調指標もあってNYダウ以下堅調展開となった。7日は米雇用統計の結果次第となることから、東京市場は模様眺め気分の強い展開となりそうだ。引き続き、一夜あけた新日鉄の動向が気になる。■新日鉄が発表した2008年通期連結業績見通しは、経常利益は従来見通しを据え置き、売上高は従来予想比400億円増の4兆8000億円に、当期利益は150億円増の3650億円にそれぞれ増額修正した。中間期に1円増配し5円配当とし、通期も増配を示唆した。

◆トウアバルブ(6466・東2)が小反発した。75日線が53.8万円台にある。引き続き60万円台割れは拾っていきたい。同社のほか、原子力関連株では、日本ギア工業(6356)が17円高の670円と高値引けで反発。ここからリバウンドを狙いたい。7月12日に1310円の17年ぶり高値を付けた後、8月10日の直近安値588円まで急反落し、底入れ。その後、75日移動平均線を挟んだ動きが続いており、三角保ち合いが煮詰まってきた。同社はバルブ用アクチュエータを手がけており、原子力関連売上比率は15%と高い。今3月期は増収2ケタ増益見通しにある。●大同特殊鋼傘下でステンレス鋼線最大手の日本精線(5659)が8円高の815円高値引けで3日ぶりに反発した。10月に大同ステンレスを吸収合併し生産効率を図り、競争力を強化し中国勢などに対向する。国内生産シェアは3割超に高まる見込みだ。今3月期連結業績は、売上高から純利益まで揃って過去最高更新の見通しだ。予想PERは13倍台と割安感が強く、増額修正含みにある。株価は、8月3日に10年8カ月ぶり高値882円をつけた後、調整相場入り。しかし、昨年10月以降、75日移動平均線や26週線が下支えした上昇基調にあり、強い流れについていきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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