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2007/07/27

◆米国のサブプライムローン(低信用度の借り手への住宅ローン融資)問題が信用収縮の引き金になるとの懸念から、世界の資本・金融システムへの警戒感が強く。27日もアジア、欧州、米国市場とスパイラルダウンした。もちろん、米政府関係者は「下げは調整の一環」と発言しており、経済の堅調を説く。97年のアジア通貨危機から10年目の今年は、「(2月下旬の中国発世界同時株安時に)中国株はバブル」といっていた米国株式市場こそ、SP500種指数やNYダウの市場最高値更新、1万4000ドル台乗せを当然視していた油断が、世界株式市場の玉突き的急落を引き起こしたというべきか。が、NY原油価格先物は1バレル2.07ドル高の77.02ドル引けとなり、昨年7月の市場最高値78.40ドルに接近。金など貴金属は下げたが、ロンドン非鉄は銅、アルミ高の鉛、亜鉛、ニッケル安とまちまち、シカゴ穀物もまちまちで、米ドルはほぼ変わらずだった。つまり、信用収縮の動きは(表面的には)国際商品や為替市場からはうかがえない。ただ、米欧株の続急落をみて円キャリートレードの解消から円高ドル安が進む場面はあった。

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◆東京市場は時間の経過とともに値下がり銘柄数が1674に増加する終日全面安商状となった。新安値銘柄数415。(25日平均)騰落レシオは69.4%に下落、昨年11月21日以来の70%割れとなり、底値圏入り。日経平均株価は3日続落だが25日移動平均線とのマイナスかい離は3%とまだ小幅。200日線に対しては一時割り込んだが終値ではプラスかい離を回復した。売り買いのタイミングをはかる指標のひとつ25日RCI(株価相関指数)はマイナス31.1%と売られ過ぎゾーンのマイナス80%以上はまだ遠い。これらから推測すると、<まだ下げ余地がある>ことを示唆している。6〜7月相場で、2月26日の取引時間中の高値1万8300円に何度もトライしながら数円及ばなかったこと上値の重し。だが、03年5月のバブル後最安値7603円からの上昇基調を支えてきた52週移動平均線(1万7014円)が下値に控える。23日194円安の後、24日の39円高を挟み、25日144円安、26日156円安、27日419円安と下げ幅を拡大してきた。29日(日)の参院選の結果を受け、30日以降の東京市場で、信用取引にかかる追証発生もあってもう一段大きく下げる可能性がある。が、悲鳴を上げながら投げてしまえば、「底入れ」となる可能性もある。

◆前号でも触れた日銀(8301・ジャス)が16.9万円の97年5月以来の高値で終った。●立川市を地盤とする含み資産株の立飛企業(8821・東2)もまた、110円高の6410円まで買われ05年12月の高値6400円を更新。バブル最盛期の90年9月以来の高値となった。●大阪中之島の名門ロイヤルホテル(9713・大2)は3日続落も小幅。下値切り上げは続く。不動産株が値下がり上位にある中のこの動きは注目すべきであり、中期買いを継続。■また、原子力関連株相場は長期第1段階、短期第2波動にあり、トウアバルブ(6466・東2)は27日、タワー投資顧問は持株比率が5.49%減少し9.21%になったと発表。某大手証券経由で株券移動があったとのみかたがある。引き続き日製鋼(5631)、帝国電機(6333)とともに原発関連本命3羽鳥として下値波乱を歓迎しよう!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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