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2012/03/09

◆またしても、電車の心配をしなければならない時間帯で当欄と向かいあうはめに。この日、日経平均は前日比160円高の9929円と続急伸。終値で昨年8月1日以来約7カ月ぶり高値を付けた。後場2時過ぎには1万7円とやはり昨年8月1日以来の1万円台回復場面があった。もちろん、自力と言うわけでなく、「(ギリシャ政府が求めている)債務交換に約85%の民間投資家が応じる」と伝わった(結果的にはこの日15時頃、「自発的な」債務減免への参加比率が85.8%なったとギリシャ政府が発表)ことから、無秩序なデフォルト(債務不履行)を免れるとの見方から円売りユーロ買いが広がり、欧米株の続騰に続き、アジア株、日本株も続騰。長い緊張が解けた格好だ。が、これで、ギリシャ債務問題は峠を越えた?いや、ギリシャ1国だけでケリが付く問題ではない。先にも記したが、まず、頭に浮かぶのは4月のフランス大統領選挙の結果がどうなるかということ。サルコジ現大統領の苦戦が伝わっており、従来の独仏2カ国がリードした今回のギリシャ救済策に対し、選挙で「ノン」という答えが返ってきた時は?との懸念がどう払拭される?●8日発表の米2月ADP雇用統計が好調だったことから、9日に発表される雇用統計への期待が高まり、NYダウが続騰。9日の東京外為市場で円が続落したこともあって輸出関連セクターを後押し、幅広く買いが買いを呼ぶ展開となった。軟調もしくは低調だったのは内需関連セクター。

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◆当欄銘柄では、前日にかけ急伸したコスモス薬品(3349)が変わらずを2日挟み9日ぶりに急反落。13、26週線は上回ったが、昨夏以来の4000円とび台の頑強なうわねネックライン突破はならず。3600円台にある52週線前後は買い場探しとなるが、その上にある26週線沿いで辛抱できるかどうかを引き続きウォッチングしよう。●前号でマクドナルド(2702)の2月度月次を紹介したが、株価は予想よりも下げ渋った感じ。●東急(9005)は415円と09年10月以来の高値を付け、400円とび台にあった09年秋以降の上値ネックラインをクリアした。400円を挟んだ水準で強含みの展開が続くならば、450円台乗せへの挑戦権を得たことになる?●この日業種別株価指数で唯一下げたのがディフェンシブストックとして知られている医薬品だ。しかし、●大塚HD(4578)は前日に9日ぶりに一息ついたが、この日も2254円まで上げ、連日で上場来高値を更新した。同社の輸出比率は47%と高い。主力の抗精神病薬を中心に北米向けなどが伸張しているのだ。●薬品業界トップの武田(4502)の輸出比率は49%、アステラス(4503)は44%と以外と高くて、パナソニック(6752)、シャープ(6753)並みの水準だ。「円安は買い」だろう。大塚HDは武田、アステラスと比べまだ大きな相場を演じたことがないという強みを持っている!せっかく、上場来の上値関門2200円台を突破し、弾みが付いたのだ。ここは、連続2ケタ増益で予想PER14倍割れを背中に背負って攻め込みたい。もっとも、「月曜日の朝高には付き合うな」という、慌てず長く付き合いたいものだ。●なお大塚製薬が大株主で当欄注目株の栄研化(4549)も1136円まで付け、昨年2月以来の上値ネックラインである1100円前後をクリアした。円安は関係ないが、新たな、上値を試す相場が始まったとみている。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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