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2006/09/28

◆26日(火)まで、「日経平均は9月月足が500円前後の陰線となり、10月相場はもみあう展開」となると見ていた。しかし、きのうきょうの急反騰で様子が変った。まだ明日の終値を見なければなんともいえないが、「200円安してもチャート悪化はない。10月相場の好調展開が期待できそうだ」と思わせる(きょう現在)「十字足」となっている。NYダウの格好と見比べると、日本株は来春にかけ「元気印」の相場出現が確信できよう。NYダウは4月高値の日経平均より1カ月強遅れた5月に今年の高値を付け、両株価指数とも6月13〜14日に底入れした。NYダウは27日に一時01年2月の過去最高値に肉薄する場面があった。一方、日経平均の9月4日の戻り高値は4月高値に1100円以上未達となり、25日まで軟調展開が続いた。日米で明暗を分けたのはなぜ?両国の経済指標とも決して楽観できるものではないが、悲観しすぎる理由もない。あるとすれば、<週明け2日に発表される日銀「短観」>のなかに、理由が見つかるであろう。企業業績からの見方については、26日号を参照していただきたい。

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◆とはいえ、電機・自動車など輸出優良株をはじめ多くの銘柄は、途中から上値を追う勢いが消滅していった。米国株高のなかで、半導体関連株の相場の勢いを知る指標のSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)はきのうきょうと続落している。東京市場では来年前半にかけての半導体製造装置(SPE)セクターの見方は強弱が対立している。強気派は日興のストラテジスト。弱気派は昨年末にかけてだけ強気を展開し、その後弱気論を展開してきたドイツ証券の半導体関連のオピニオンリーダーや大和総研のストラテジスト。下げすぎていた分を回復はしようが、上昇ピッチに弾みがつくのは無理か。

◆6月安値からの全般反発相場をリードした新日鉄(5401)は26日に当初の下値メドを小幅割り込んだところで下げ止まり、続伸した。新日鉄が6日の高値513円を突破できれば、日経平均は4月高値を更新しているだろう。●東急(9005)が800円台を回復した。今月で3度目のことだ。前日まで順調だった京急(9006)が急反落したように、東急も明日の動きが懸念されるが、来春相場を想定すれば、中期買いで攻めたい。●長期株価5倍化目標のイノテック(9880・ジャス)はきのう9月中間業績予想を増額修正したが、きょうは一時55円高まで買われたものの、結局10円高にとどまった。20日の1000円割れで底は叩いたが、二番底を確認してから買っても遅くなさそうだ。●先に、「えんぴつで奥の細道」という鉛筆による「写本」が人気を集め、業績が拡大しているとして三菱鉛筆(7976)を中期買い推奨したが、ようやく8月17日から続いてきた1400円水準のもみ合いを突破しつつある。売買のタイミングを計る25日RCI(順位相関指数)は9月22日の売られすぎ水準から浮上、30日RCIとゴールデンクロスして、買い信号を発信している。100円ほど上値の4月高値突破から一段上の相場が期待できそうだ。●先に紹介の不動産ファンドのパシフィック(8902)も下値を切り上げ中だ。強気継続。●同時に売り推奨したプラント大手の日揮(1963)は原油先物の反発で急反騰した。が、商品相場は上げ下げしながら徐々に下値を探る動きになると見ている。さてどうか。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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