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2009/10/06

◆日経平均は前日比17円高の9691円と小幅ながら4日ぶりに反発した。5日の米国市場で、NYダウが110ドル強急反発し日本株をアシストした。ただ、日経平均に勢いはなく、寄り付き高値となり、前場後半から下げに転じる場面が多く、金融株、輸出株に牽引されようやくプラスを確保した格好となった。■5日の米国市場は、9月ISM非製造業景況指数が前月比上昇し1年ぶりに「拡大と縮小の境となる50%」を上回ったことに後押しされ、NY原油、金、銅など商品市況も上昇。素材・エネルギー株が上げ、アナリストが大手銀行セクターの投資判断を引き上げたことをハヤシ金融株が上昇した。NYダウは9月23日に一時9917ドルと1万ドルを目前とした後、失速。しかし、過剰流動性を背景に13週移動平均線を割り込むことはなく、2週連続で26週線を割り込んでいる東京市場とは位相を若干異にしている。

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◆東京市場は、民主党政権下、首脳が発する(不用意ではなく)意図的な資本主義批判、大企業批判、原発批判、日本主義的復古調恋し的発言さえ飛び出す状況に戸惑う。海外投資ファンドには、少子高齢化社会突入の人口減少国でありながら移民や移住には極端に臆病であり、小さく内にこもり始めた日本、東京市場の存在感は一段と薄れ、投資先順位も下位に落とす傾向が強まる?米国トップはかつてのように「ドル高が国是」的な発言をしなくなった。ドルの垂れ流しに過剰流動性不安が潜む。日本は、かつて超円高を経験した後、内需拡大の掛け声を何度も聞いた。しかし、輸出に頼りすぎる姿が消えることはなかった。米のドル安放置への懸念は強まっていく・・。■きょうの東京市場の動きに懸念は残る。が、海外高のアシストによる短期的な急反騰シーンは十分ありえる。75日線だときょう現在1万65円、6週線、13週線は1万100円台が上値ポイントとなる。目下、相場を牽引するセクター、テーマなどは不明。が、全般反騰相場のなかから勝ち上がって相場をリードしていく銘柄、グループが現れるはず。金融株のみならず、全般の流れのポイントとしては、来週後半に発表される米シティグループ、BOAの決算。市場を上下どちらかに動かす可能性が大だ。

◆野村HD(8604)が5日に公募価格を決定。国内外とも公募への需要は高く、空売りをして公募株を取得しようとしたファンドなどが、公募株取得は困難とみて買い戻しに動いた。また、米国市場で金融株が上昇したことも後押しした。●米国景気指数が好感され輸出関連株も人気化。輸送用機器では、マツダ(7261) が急反騰して牽引した。5日大引け後に、公募増資などで約3億6000万株の株式を発行すると発表した。しかし、同時に今10年3月期連結最終損失が従来予想比大幅に縮小する見通しだと発表したことを好感した買いが勝った。●また、値動きの軽さから新興市場を中心としたインターネット関連株が動意付いている。9月下旬に株式分割落ちして需給が悪化したグリー (3632)は、大幅増収増益基調にあり、自社開発ゲームとSNSの連携も評価が高い。モミ合い脱出が見えるかどうかウォッチングを開始。●市場拡大で注目されるLED(発光ダイオード)照明関連株では、7月年初来高値から値幅調整が続いている豊田合成(7282)も「買い」を唱えるチャートにない。が、ここからの下値模索に当分付き合いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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