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2011/06/06

◆6月第2週初め、日経平均は前週末比111円安の9380円と3日連続安した。前週末3日の欧州市場では、欧州連合(EU)がギリシャ向け追加資金提供で合意したと伝わり、ギリシャ株が大幅高し、ユーロが対ドル、円で急伸。主要株式相場は3日続伸した。一方、米国では発表された5月雇用統計で雇用者数が予想に大幅未達となったうえ、失業率が9.1%と予想外に上昇。米国景気減速と利上げで欧州に遅れをとるとの見方から、NYダウは5週間連続安となった。この流れに加え、東京では原発事故に伴う賠償負担への懸念が広がるなか、東証社長が「東電(9501)も日本航空と同様な処理がのぞましい」と発言したとの報道が走り、東電が一時ストップ安となるなど全電力株が年初来安値を更新し市場を揺さぶり、ソニー(6758)も大暴落日の3月15日につけた年初来安値を更新して悪役となった。「ソニーは対ドルで円高となっても影響はゼロ」との日経報道があったものの、前週末も海外でハッカーに相次ぎ侵入されたとの発表があり、ハッカー問題の波紋が広がることを懸念した売りが広がった。■もっとも、戦後の日本を代表したソニーが直近ではスマートフォン(高機能携帯電話)フォなど携帯端末開発で世界の後塵を拝し、かつてプレミアムがつくほどだった「ソニーらしさ」は今、影もかたちもなくなったかのように見えてしまうことが最大の人気後退理由ではないか。1980年代前半、妻との結婚前に何度も韓国にソニー製品をはじめとした日本製電気製品を持ち込んだ。ほぼ同額の税金がかかるが、それでも持ってきて欲しいと妻の親族などから言われたものだ。が、今では、韓国サムソ(スではない)ンやLGグループに、いや、アップル、グーグル・・などにおいてきぼりを食らった。

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◆ここまでは、08年のリーマン・ショック後の景気対策を打ってきたこと、そして、米国が0〜0.25%の最低の政策金利を長期にわたり据え置いてきたことで過剰流動性が発生。株式、為替、商品市場・・に投資資金が流入、相場を牽引してきた。中国、インド、ブラジルなど新興国の成長が力強く後押ししたことも追い風。ところが、「ある朝晴れた日に突然」、空中に浮いた格好で梯子を外されてしまったら、世界の景気・マーケットは・・・。今、株式を「買う」タイミングかといえば、ためらいがある。「今ではないだろう」が答だろう。とはいえ、ウォッチングは継続が力。●直近、何度か当欄登場のサイバー(4751)は?3日ぶり急反騰。29.7万円までみて、5月2日の戻り高値を更新。これまで知友アナリストの紹介に併せて記してきた「Ameba関連事業」が成長ドライバーとなってきた。5月17日の下げでみせたテクニカルな弱みは、この日に5月2日高値29.29万円を取っ払ったことで消滅か。4月1日に付けた06年1月以来の高値30.2万円クリアから一段を期待したいが、さて・・。●一方、介護付き老人ホーム運営のメッセージ(2400)は5月30日の急騰劇を見た後は5日続落。前週の週足が上ヒゲの長すぎる高値飛びつき型となった分調整を余儀なくされた。が、24万円を割ったところに26週線が走っている。この26週線水準で頑強な動きが見られるかどうか注目しよう。●きょうはウェザニュズ(4825)が2059円の東証上場後高値を付けた。これも、類似会社は乏しい民間気象会社で世界トップ。独自気象関連展開が注目される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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