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2015/07/27

◆日経平均株価は前週末比194円10銭安の2万350円10銭と続落した。7月最終週初めとなるこの日、日経新聞朝刊は一面で、「日経とテレビ東京による世論調査(24-26日)で内閣支持率は前回調査から9ポイント低下し38%、支持率は10ポイント上昇の50%だった。2012年12月発足の現安倍政権で初めて逆転した。」と報じた。集団自衛権の行使容認を柱とした安全保障関連法案の今国会成立に「賛成」は26%にとどまり、「反対」は57%と過半超えとなり、原発再稼働について、「進めるべきだ」31%に、「進めるべきでない」56%とほぼ横ばいとなった・・と伝えた。また、前週末の米国株式市場では、住宅新築販売件数が市場予想のプラスを大きく下回る前月比マイナス6.8%減となりNYダウなど主要指数が4日続落。景気回復の勢いは鈍るとの見方からドルは売られた。さらに、中国株がこの日、一転大幅続落展開となったことが足を引っ張った。円が対ドルで反発し、午後に上げ幅を拡大したことも株式市場での売りを誘った。後半には幾分か下げ幅を縮小したものの、日経225指数銘柄中81%弱の182が下落、上昇は38銘柄(前日比変わらずが5)にとどまり、2万300円台と14日の直近安値水準を割り込んで終了した。■前号に記した当欄注目株東芝プラント(1983)は一転急反落となり、●プリマハム(2281)も反落。ただ、400円台での終値は維持し、5月に付けた1996年9月以来18年8ヵ月ぶり高値412円をなおにらむ格好で終了した。しかし、●同じく、「最低単位100株を取り置き」と記したロックフィールド(2910)は同日付けた01年8月以来ほぼ14年ぶり高値から大幅となった。

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◆JAFCO(8595)は野村証券(8604)系ベンチャーキャピタルでトップだが、大幅反落となった。朝方から買いが先行し前場寄付き直後には5930円と14年1月の高値5900円を更新し、07年7月以来8年半ぶり高値を付けた。しかし、全般続落展開とあって保有株の価値縮小懸念から、月初来、株価水準を大きく切り上げてきた同社株に利益確定売りが広がった・・。前週末大引け後に発表した前16年3月期第1四半期(4-6月・1Q)連結決算は、経常利益が前年同期比84.1%増の139億円に拡大した!同社株投資には同社が投資企業の業績拡大に伴う同社の収益拡大アップが不可欠。もっとも、日経平均は既に2000年高値更新も、同社株は権利落ち修正後でも、ケタ違いの下値水準にある!日経平均が2012年12月1万円台回復後の上昇基調は4月に2万円台を回復。4ヵ月連続での2万円を挟んでのもみ合い展開だが、なお、続くか、上下どちらに放れるか?分岐点となるか、次なる上昇展開への通過点となるか?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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