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2009/07/07

◆日経平均は前日比33円安の9647円と5日続落。日経平均の5日続落は2008年10月10日以来のこと。6日の米国市場はナスダック総合指数が小幅安だったが、NYダウ工業、SP500種指数が小高く終ったことから、日経平均株価は上昇発進した。が、寄り付き直後にこの日の高値を付け、後場13時にも9700円とび台まで戻したが、いずれも、その後、下げに転じる展開となった。世界景気の回復ベースが鈍化し、商品先物市場では連日で原油、金、銅、穀物などが下落。つれて、市況関連株、景気敏感株に売りが先行した。東京市場では、日経平均指数採用銘柄の値下がり数が63.5%にあたる143となるなど指数先物主導の下げが続いていることが見て取れる。

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◆我が郷土愛媛の松山第3工場建設効果が業容拡大をリードしているのは太陽電池製造装置の製造・販売を手掛けるエヌピーシー(6255)。この日は、朝方から買いが先行、買い気配から、一時250円高の5450円まで買われ、6月12日に付けた年初来高値5370円を更新、08年7月30日以来の高値を付けた。6日発表した今09年8月期第3四半期(08年9月ー09年5月)連結決算で営業利益が28億円(会計基準の違いはあるが前年同期比2.6倍増)で着地し、売上高営業利益率が前年同期の16.1%から23.3%に大幅に上昇したことを好感した買いが集まった。ただ、前場後半以降は、利益拡大売りに押され、上げ幅を縮小し50円高で終った。新値の上ヒゲ陰線日足はほめられた格好ではないが、第三工場の設置、拡張・始動により国内外の太陽電池メーカーの旺盛な需要に応えることができるうえ、生産の効率化、製造要員の熟練化などもあって製造原価が大幅に改善したことが利益を押し上げたという。通期業績予想については6月29日に増額修正を発表済み。株価は、昨年10月28日安値2500円を二番底とした着実な上昇基調を描いている。昨年6月に付けた株式分割落ち後高値6650円を取り払うまで、全般波乱時には26週線を、通常の調整局面では6週線もしくは13週線を下値サポートラインと捉え、買い場を求めたい。

◆また、前日に調整入りとみなすべきとしたなかで、大型自転車チェーン展開のあさひ (3333)は2945円と連日で分割落ち後高値更新と止まらない。6月に発表の10年2月期第1四半期連結経常利益が上期計画に対する進捗率72%となり、増額修正期待が株価を仕上げている可能性が大。短期ショック的な調整場面があれば拾いたい。

◆介護関連株星取表は6勝2敗ながら、調整色も強まっている。最大手のニチイ学館 (9792)を1000円台の買いを奨めるわけにはいかない。簡単に4ケタ台に定着するのは買い方の理想だが、そんな甘い話は多くはない。むしろ、全般相場と併せて調整したほうが、先の相場は良くなるはず。●きょうも高値を更新したのは低位株の日本医療事務センター(9652)。今10年3月期連結業績が減収大幅回復予想とする会社計画の線で着地なら、予想PER8倍台は割り安感が強い。●そして、急落場面あれば狙いたいのはやはりメッセージ(2400)。何度も繰り返すようだが、業績好調のPER14倍割安株で上場来無相場だったことはすこぶる魅力的だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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