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2009/11/16

◆16日、前週末13日の米国株高、そして、この日のアジア株高にも東京市場は反応なし!?日経平均はファーストリ(9983)の上げでカバーされ3日ぶりに反発した。が、気重い相場が続くなか、企業による相次ぐ大型資本調達の重しが投資家の足を止め日経平均以外の指数は新興市場までそろって下げた。景気・企業業績はここまでの苦戦の相場でほぼ織り込み済みだ。しかし、鳩山政権は、経済・景気上げに何を第一にすべきかの順位付けはまるでなく、市場は先行き景気腰折れ回避は無理とのあきらめモード。後に残るのは次の世代が負うことになる国の借金・・。期待は来年の子育て支援手当てによる内需の回復?だけ・・。■直近相場は、米株高が日本株軟調を繕っている。しかし、親亀がこけたら小亀は何とか・・のリスクは大だ。海外投資家は構造改革と株主重視経営とは無縁の日本政府の政策舵取りを疑問視し、日本株投資に弱気もしくは様子見を継続している。

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◆この日の大きなポイントの一つは、GSユアサ(6674)が大幅安し10月5日の722円だけでなく、7月14日安値688円も一気に割り込んだこと。13日に発表した今10年3月期上期連結営業損益は小幅赤字だった。そして、通期5割減益予想を据え置いた。が、同社株を崩すことが環境関連株を売り崩すにはいいきっかけとなってしまった。同社株は6月に高値を付けた後、調整期入り。9月初めまで下値は切り上がり、逆転上昇に期待感があった。しかし、この日、7月安値を割り込んだことで、4300万株の信用買い残株数は上値の重しとなった。つれて、リチウムイオン電池向け電解液を手掛け、3月から10月にかけ長期上昇基調が続いてきた関電化(4047)はストップ安で終り、同正極材を手掛け8月から10月にかけ仕掛け的な買いが入ったといわれる戸田工(4100)も7日続落とリチウムイオン電池関連株に売りの矢が放たれた格好となった。そして、10月まで頑張った分、下げが厳しくなっている。

◆原子力関連では、その動向をうかがう格好の銘柄である木村化(6378)が一時ストップ安となり、上昇基調に亀裂が生じた。10月安値856円及びきょう現在816円にある52週線に向かって売りを浴びせられるリスクを懸念。

◆交流・ゲームサイト運営のグリー(3632)が大幅安した。一時860円安の4310円まで下げて、10月に付けた株式分割落ち後の安値4250円に急接近する場面があった。前週末13日に、普通株式合計771万株強を売り出すと発表した。発行済み株式総数に対して約17%にあたる売り出しとあって、需給悪化を嫌気した売りが広がった。加えて、オーバーアロットメントによる上限を40万株とする売り出しの計画(応募がなければ売り出しは中止される)も合わせて発表した。しかし、足元需給悪化はあるが、主力の「GREE」の9月末会員数は1512万人と国内2位となるなど急増中であり、業績は大幅拡大が続く。業容拡大に対し、不動株比率2%前後はいかにも低すぎる。需給は悪化する。が、新株を発行するわけではなく1株あたり利益などは変わらない。株価の極端な上下のぶれが縮小するには、不動株数の増加はあってしかるべきだ。予想PERは26倍台へ下がってきた。いきなり買うのはともかく、ここから買い場を探すにはいいチャンスと捉えたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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