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2015/02/13

◆13日、2月第2週末の日経平均株価は前日比66円36銭(0.37%)安の1万7913円36銭と反落した。12日の海外市場では、ウクライナ危機終息期待やギリシャ懸念後退を受け欧州株が反発し、米国では好調な企業決算発表からSP500種指数は昨年12月29日の最高値に迫り、NASDAQ指数は2000年3月以来ほぼ13年ぶり高値に上昇!ただ、1月小売売上高や新規失業保険申請件数など低調な米景気指標から円が海外市場で急反発。東京外為市場でも対ドルで1円以上の急反発始動となった後、徐々に上げ幅を拡大する展開となり、週末控えもあって、全般相場は下げ渋る動きも見られたものの、利益確定売りに上値を抑えられる格好となった。 日経平均指数採用225銘柄では値下がり銘柄数123(全銘柄では911、不変は5)、値上がり銘柄数は97(同812、不変139)と2日ぶりに(全銘柄では5日ぶりに)値下がり数が勝った。そして、業種別株価指数では、値下がり18、値上がり15業種と5日ぶりに値下がり業種が多数派に・・。値下がり上位となったのは、1位ガス・電気2.07%、2位空運1.09、そして、円高が嫌われ3位ガラス土石0.96、4位その他製品0.92、5位精密機器0.73%安と輸出関連続いた。一方、値上がり率上位では1位不動産2.52%の大幅3日続伸、2位その他金融は2.31%の7連騰、3位はNY原油先物が3日ぶりに大幅反発したことを受け鉱業1.20%の急反発、4位証券・商品先物1.14%の5日続伸、5位石油・石炭1.00の続急伸・・。

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◆当欄注目株として先に紹介の日本製紙(3863)が反発した。前日こそ5日ぶりに小反落したものの、この日は、一時1980円と昨年6月23日以来の高値圏復帰場面もあった。2000円台回復は目前!先に紹介した通り同社はポスト炭素繊維として注目されている「原料は日本全国どこにでもある樹木だが、鉄よりも強く軽いセルロースナノファイバー(CNF)」を製造する。コストは炭素繊維の6分の1といわれ、量産化となれば炭素繊維の価格を大きく下回る・・と。航空機や自動車などの補強材やスマホ向け透明表示体、加工食品のパックなど食品を長持ちさせる塗装材、化粧品や塗料、ドレッシングなど静止時には粘り気が強く、かき混ぜると流動性が高まる増粘剤など様々な用途範囲があるという・・。また、古馴染みの銘柄では●ホクト(1379)が連日で昨年来高値を更新し、2009年2月以来の高値に上げてきた。まずは、ウォッチングを開始しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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