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2005/06/27

◆先週後半、NYダウは連続100ドル超下落(1週間で3.1%下落)、半導体関連株が下落したナスダック総合株価指数も続落し1週間で1.8%下落などと米国株は低迷したまま終了。原油高と耐久財受注の予想外の下落が足を引っ張った。これが、東京市場に波及。半導体関連株、メガバンクをはじめ下げ幅を拡大。8割の銘柄が下落した。ただ、2部株市場は9日続伸し、新興3市場は下落銘柄数が多いもの指数採用銘柄が好人気となり、ジャスダック指数が8日続伸となるなど揃って堅調に推移した。■みずほFG(8411)は50万円台前半まで下落し日足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限に接触する場面もあった。先週にかけてのみずほFGの動きの鈍さは相場の軟化を示唆したもの?現在は<パックス・アメリカーナ>相場。「アメリカこければ皆こける」。平均株価はきょう一時75日線割れ。ここから1万1323円台にある25日線が下支えし反騰に転じるかが注目点。しかし、米国株の低迷が続くようだと1万1274円にある200日線まで考慮せざるを得なくなる。もし、25日線を割り込み調整が長引くようだと、本欄の主張する4、5月をW底とした上昇基調継続のラインが崩れ、先高期待感は大きく後退してしまうのだが、さて・・。

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◆新興市場では値下がり銘柄数が多いものの指数は続伸。大型株など指数への影響度の高い銘柄が好人気となっているからだ。◎ライブドア(4753)が大商いで続伸した。先週末にUBS証券が新規に「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を600円と設定したことが材料視された。本欄関連新興市場銘柄では、インデックス(4835・)、JCOM(4817・ジャス)が上場来高値を更新。JCOMは例えビッグサイズでも、ひとたび火が付けば燃え上がることを改めて投資家に知らせた。◎先週末に新規事業である「5.7GH2帯無線に関する実験局の予備免許を取得」したYOZAN(6830・ジャス)も反発。これから12月の無線IP電話サービス開始までに何度となく許認可が下り、そのつど人気を集める可能性がある。■1部市場ではここから調整に入るならば、本欄ベース銘柄・島津製(7701)と、新造船増に伴う船底塗料需要増で好業績・割安株の中国塗料(4617)の突っ込みを拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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