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2006/02/08

◆TOPIXは1992年以来1750ポイントが越すに越せない大きな上値の壁となっている。今回も取引時間中では1月30日の1721ポイントまで買われ、終値ではきのうの1713Pが高値となっている。この水準は2000年前半以来の高値水準である。そして、きょう、42ポイントの大幅下落で7日間もみあった1710P前後の水準から転落した。そして、平均株価も大幅下落し1万6700円台から滑り落ちた。1月中旬はライブドアショックに伴う東証全面取引停止が下げ幅を拡大したが、ファンダメンタルズの良さを背景に、決算発表とともに復活した。今回の下げは、海外投資家の腰が引けてきたのではないかとの観測があるなか、米国利上げ継続懸念に原油・金など商品市況が急落した上、日経平均先物が、大証の売買遅延を受け投機的動きが広がり崩れていった。本欄でも注目してきた資源・エネルギー関連株、住友鉱(5713)や住友チタ(5726)などの金・チタンや非鉄関連株が崩れた。こんな時頼りになるはずの半導体・ハイテク関連株は1月中旬にいったん調整を挟んだことで直近まで急ピッチで上げてきたことで、外国人投資家の見送りもあってほぼ全面安。きのう、好決算を発表したトヨタ自(7203)も昨年12月30日の上場来高値6180円を更新しきれず反落したとあっては万事窮す。そんななかきょうも昨年来高値更新が相次いだ<不動産株>にも利益確定売りに急反落していった。そして、TOPIX業種別株価指数33が全て下げた。

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◆まあ、TOPIXが厳しい水準に差し掛かっていたし、年初の急落リスクを乗り切った後がんばってきたのだから、ここで調整を入れても仕方ないか。結局、2月前半にかけての相場にあって、市場体温計銘柄で昨年来高値を更新し切れなかったのは、トヨタ自と新日鉄(5401)だった。ただし、本欄では<トヨタ自は市場体温計だが、買うのはデンソー(6902)>だとしており、デンソーはきのう4650円の上場来高値をつけた。トヨタ自はまだ中勢先高期待を大いに残しているが、新日鉄は業績面からはやや心もとない状況ではある。ただし、現時点では中勢上昇波はいきており市場体温計の地位にある。

◆きょう逆行高した銘柄のひとつが新興プラン(6379・2)。きのう今3月期業績予想を大幅増額修正し、増配を発表したことからきょうは957円まで買われ、92年2月以来14年ぶりの高値となった。筆者の2003年秋以来の継続注目株だが、93年5月の安値95円からは10倍化を達成した!主力のプラント・メンテナンス事業は今後さらに拡大が予想され、2008年3月期まで好業績が続くと考えてよい。が、筆者は、いったん、利食い売りをし、ヒラタ(5989・ジャス)もしくは岡谷鋼機(7485・名)の押し目買いを推奨する。◎また、穴株党には、直近でUBS証券が目標株価350円を継続したBSL(3113・2)の220円台からの押し目買いを推奨したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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