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2011/07/06

◆6日の日経平均は前日比110円高の1万82円と7連騰し3月11日の東日本大震災発生当日以来、4カ月ぶりの高値水準で引けた。日経平均の7連騰は2009年7月14日〜27日の9連騰時以来2年ぶりのことだ。ユーロの債務危機はなお続くものの、米商務省発表の5月製造業受注の前月比増加や中国6月サービス業の拡大(ただし、中国は景気減速懸念が残る)、そして、国内での震災後の景気回復期待から引き続き買い方が優勢な展開となった。TOPIX業種別株価指数では、輸出関連、素材・資源関連セクターが値上がり率上位となり、全33業種中31業種が上昇。下げたのは、7日ぶり反落のガス・電力と水産・農林業の2業種のみだった。

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◆6日の海外市場では、米格付け会社ムーディーズがギリシャに続き、ポルトガルの長期国債の格付けを「Ba2」に4段階引き下げ、「投機的」等級としたことを受け、ユーロが対ドルで7日ぶりに下落し対円でも反落した。しかし、景気回復を期待した流れは変わらなかった。日経平均の日中値幅は114円に拡大、10日ぶりに100円を超えたことに物色意欲が高まったことがみてとれた。もっとも、日経平均が1万台に乗せた後もなお、短期的な続騰はあろうが、基本は、出遅れ株や急伸銘柄で中長期線沿いの上昇基調銘柄の押し目を拾っていくべきか。積極的にどんどん上値を買い上がるほどには状況は好転していない。

◆と、いいつつも、当欄注目株のナブテスコ(6268)はこの日2000円台に乗せてきたが、なお「強気の買い」を継続している・・。2000円台回復は5月以来2カ月ぶりのこと。前週に7週間ぶりに中期相場の方向を示唆する26週移動平均線を上抜き、今週は2000円台乗せしプラスかい離を拡大し始めたところだ。上値には今春の2100円台で買った投資家の戻り待ちの売りが控えている。が、2000円前後ならば、現在の市場環境では、無理な買いとはならないであろう。ポイントは、先にファナック(6954)の中国ロボット事業拡大に合わせて紹介したように、産業用ロボットや工作機械向け精密減速機を中心とした精密機器事業の業容拡大がなお期待されることだ。また、ボーイングの新中型旅客機「787」向け部品・装置の納入。加えて、最新鋭大型旅客機「B747−8」でも飛行制御系部品の納入が決定している。前11年3月期に利益面は過去最高益を更新した。今期も1〜2割超の増収増益で、売上高以下そろって最高更新見通しにある。●また、今3月期業績は慎重見通しの同じく精密制御減速装置を手がけるハーモニック(6324)も引き続き期待しよう。4月高値後は上値の重い動きとなっているが、6月相場から26週線が下値サポートラインとなっており、大きく下に踏み外さない限り、4月高値2155円から、07年の最高値2333円へのトライが期待される。52週線が1600円割れ水準と離れているのは気になるが、再度2000円台に接近した場面を待ちウォッチングを続けたい。●また、マクドナルド(2702)も26週、52週線をサポートラインとし下げ渋ってきた。なおも、07年12月高値2170円更新からもうひとつ新しい高値を見据えた相場に期待してウォッチングを続けよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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