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2011/04/12

◆株式市場は、東日本大震災発生から1カ月が過ぎたが、直近で福島県沖などを震源地とした高震度の地震が頻発しており、地震が発生するごとに相場は瞬間下げ幅を拡大する嫌な格好となっている。震度5〜6以上の地震が毎日のように繰り返されており、小心ものの筆者など、次第に小規模化すると見ていたのだが、逆に、もう一段大きな地震に発展するにではないか・・などとおもわず幻想してしまう。

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◆政府はようやく覚悟を決めた?いや、しかたなしに、経済産業省原子力安全・保安院は福島第1原発事故の国際評価を従来比2段階引き上げ、最悪のレベル7とした?レベル7は旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と同じ水準だ。が、まだ、原子炉は冷却できていない。チェルノブイリより悪いとの声も聞かれる。地震と原発の前に立ちすくみ始めた日本。しかし、戦後の廃墟から世界の奇跡といわれた経済大国として復活。今は、臆病なままだが、いったん覚悟を決め、復興のグランドデザインが描かれた後は、新たな国の姿が見えてくるのかもしれない。それとも、目先の応急措置で済ます?

◆今、基本的に「株は買い」とはいえない。地震前と地震後の景色はすっかり変わってしまったのだから。愚かな指導者が国を滅ぼし、国を傾けるのはいずこも同じ。小泉「構造改革」を否定した国民は口当たりの良い「ばら撒き」の民主党を選択した。希望を託した。ある意味、その結果が現在の状況を呼び込んだといえよう。■東電(9501)は松下経産副大臣が「国有化は考えていない」と発言したことを受け前引けにかけ一気に上昇した。しかし、14時過ぎに福島第1原発事故の国際評価がレベル7に引き上げられたことが嫌気され大引けにかけ下げ幅を拡大した。国有化は無いが、原発事故処理は完結させなければならない。政府が半分出資する形で再建を目指す形が予想される。現在の株主の権利は半分か?それ以下になるか?

◆さて、当欄銘柄も厳しい状況だ。それでも、●マクドナルド(2702)は2000円とび台で、26週移動平均線と52週線に挟まれ頑強な展開が続いている。●1日付けで紹介したLED(発光ダイオード)事業への進出に期待のシグマ光機(7713)も780円と年初来高値圏での小動きが続いている。●ハーモニック(6324)は3月の分割落ち後2000円割れ水準でやや軟調展開での辛抱が続いている。●シマノ(7309)は円続伸が響き、6日の年初来高値から反落しているが、先週来、全週足移動平均線の上にある。●メッセージ(2400)は3月後半から22万円台央での往来相場が続いている。●再生医療関連のセルシード(7776)も1200円台後半から1400円台後半でのボックス相場が続いている。●当欄スタート年の注目銘柄だった新興プラン(6379)は3月後半から950円を挟みもみ合う動きが続いている。が、石油精製プラント補修首位であり、震災復興事業関連として改めて注目している。■しかし今は、油断が全く出来ない状況下だ。上記の銘柄もまた、チャートが崩れ始めた時点で、現金化し、もっと、分かりやすい相場を待つべきであろう。NY原油先物は4日ぶりに反落し、ことを受け資源関連株が下げ幅を拡大し、円が対ドル、ユーロで一段高したことを受け機械、電気機器など輸出関連が下落・・、TOPIX業種別株価指数は全33業種がそろって下げた。  東京電力 <9501> は松下経産副大臣が「国有化は考えていない」との発言を受けて前引けにかけ一気に上昇した。しかし、後場は売りが先行、14時過ぎに福島第1原発事故の国際評価がレベル7に引き上げられたことが嫌気され大引けにかけ下げ幅を拡大していった。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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