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2006/09/05

◆前日のような「ほぼ全面高商状」はたまにはいいが、強弱が対立しつつじりじりと上げる、そんな展開の方が筆者は好きだ。相場の初期はいざ知らず、中期上昇第3波が始まろうかという時には、「行け行けドンドン」の相場が何日も続くわけはないからだ。その意味で、この日の小幅続伸はいいパターンだといえる。しかも、「韓国ポスコと提携拡大。株式持ち合い強化」と5日付の日経紙朝刊に報じられたことが追い風となったとはいえ、ここまで500円台での終値がなかった新日鉄(5401)が1億株の出来高を伴い、急伸。511円まであって10円高の509円で終わったことはいい兆候だ。同社株は昨年5月に242円の年初来安値をつけた後、9月29日の昨年高値457円までほぼ一本調子の上げ相場を記録した実績がある。そこから長いボックス相場が続いたわけだが、今週が陽線となれば13週連続陽線ということになる。すでに青天井となった今は、全体相場を見る市場体温計にふさわしい相場をみせてくれそうだ。■前日に続ききょうも、日経平均は一時、5月16日以来の1万6400円台を回復。株価は4月高値から6月安値までの下げ幅の61・8%戻し水準である1万6285円をクリアした。この61・8%は、いわゆる黄金分割比率の一つで、戻り相場や下げ相場の大きなフシ目となる数値だ。これを越えたことで、株価はさらに浮揚力を増す局面に入ったと見てよさそうだ。世界認定のテクニカルアナリストである知友はこの日、「こうした流れでは締め上げられた売り方がギブアップして一転、強気へ宗旨替えするまで、弱気論者に勝機が訪れることはない、というのが相場の経験則だ」といった。筆者には強い後押しとなる。

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◆この日、人気化した業種に旧造船セクターがある。本欄は、今後一段と世界争奪戦が激化する資源・エネルギー関連株のひとつとして、7月18日号で三井造(7003)を紹介している。参照していただきたい。当日は日経平均が二番底を入れた日であり、同社株もまた300円まで下げて二番底を入れた日だが、きょうは、年初来の三角保ち合いを上放れた日となろう。それ以前には石川島(7012)を強気したこともある。急造船セクターは、鋼材価格高は厳しいものの、業績はすこぶる好調で値ごろ的にも手がけやすさがある。そんななか、三井造を引き続き中期買い推奨する。

◆信販大手のジャックス(8584)も本欄注目株のひとつ。この日、金融庁が貸金業の上限金利問題など貸金業規制の改正案を自民党に提示したことで、上限金利問題が最終段階入りしたとみて、消費者金融などノンバンク株が急伸した。ジャックスは地味な銘柄だが、52週線に下支えされ1月の上場来高値1374円にあと50円と迫ってきた。三角保ち合い上放れのここは追撃買いしたい。

◆東急不(8815)が日経平均指数採用銘柄となった。明日は買いが殺到することだろう。本欄は今回、同社株の買い推奨を徹底しきれなかった。ここは、中期強気銘柄の東急(9005)の800円割れを拾うべきか。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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