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2011/02/14

◆きのう、新宿紀伊国屋書店に出かけた。新宿は、学生時代はいつも出かけて遊ぶ街だった。しかし、今は、電車の乗り換え駅として朝夕に新宿駅を通過するだけだ。今は新宿や渋谷の喧騒をわずらわしく思ってしまう。街に記憶につながる風景はまれだ。それでも出かけたのは、2010年1月17日に公演先で逝ってしまった浅川マキさんを撮った「田村仁、浅川マキ写真展」が紀伊国屋書店の一室であったからだ。静かな部屋の中には、見慣れたマキさんの写真が展示され、テーブルの上には3冊の分厚い写真帖が置かれていた。ページをめくると写真帖は各ページに何枚も重ね無造作に放り込まれ、分厚くなっていた。黒く長い髪、黒のロングドレス姿でタバコを咥え、煙をはくいつもの姿に安心感を覚えたのは私ひとりではなさそうだった。マキさんは時代の影の部分を走ったイメージが強いが、別の意味では、贅沢に時代のメインストリートを走り抜けた人であった。吉田拓郎とのツーショットの写真を見ることが出来なかったのは心残りだ。これは1月に発売された本のなかにある写真で我慢するとしよう。今年1月に逝ったばかりの和田勉さんの旧作と交互に通勤帰りに読み続けている。公演には出かけなかった筆者が知っているマキさんはレコードのなかの唄がすべてだった。それに1月発売の2冊の本が加わった。そして、発売当時に買ったレコード11枚に加え、この日1枚だけ欠けていたアルバムを買った。紙ジャケットに入った復刻盤CDだが・・、これでようやく全12枚のレコードが揃った。そして、会場で買った2つのDVDが新しく加わった。あと、オフィシャル・ベストアルバムはしばらく後で買い求めることにした。外は雪が積もってきた。急がなければ、電車が止まる?

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◆アンリツ(6754)が7連騰。789円高値引けとなり、連日で昨年来高値を更新。05年2月以来6年ぶり高値を付けた。引き続き、スマートフォン(高機能携帯電話)の恩恵を受ける、LTE関連銘柄で連続大幅増益予想の値動きの軽い銘柄として個人投資家など短期資金や長期狙いの一部海外投資家などの買いが流入したもよう。先に、スクリン(7735)的な相場も期待としたが、スクリンも821円まで上げ3日ぶりに昨年来高値となった。当欄では、スクリンの後を追うことは止めたが、アンリツは中期的には04年3月高値896円を次のターゲットとして目指す相場に入ったと見ている。

◆マクドナルド(2702)の日足チャートが次第に重苦しい格好となりつつある。ただ、事業展開面や業績面でおじける状況になく、52週移動平均線を大きく割り込み始めなければ、引き続き中期「強気」を継続する。日足ベースでは1月安値1990円を割り込まないことだ。ここを割り込めば調整値幅が大きくなりかつ調整時間が長引くことになる。もっとも、長期的には24カ月移動平均線のある1890円前後が最大のポイントとなる。需給悪意外に悪材料はない。今現在も筆者本年の注目株に変わりはない。●4日の日足が最高値で上ひげの長い足を引いてしまった再生医療関連の科研薬(4521)はその後も上値を再度狙う格好で高値圏を進んでいる。大和証券CMは投資判断を引き下げたが、既に07年1月高値1054円をクリアしたチャートの腰の強さに期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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