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2008/02/29

◆29日は例年よりも1日多いおまけの日。オリンピック年でもある。雑誌宝島特別号には、これでも北京五輪に行くのか!と言わんばかりに中国の水と食料問題、大気汚染問題・・門題山積みの状況を取り上げている。中国政府は五輪成功にむけ、大気汚染対策を実施するというが、まさか、工場などの長期操業停止などを展開するわけはない?そうなれば、物は流れなくなり、経済は停滞する。中国進出企業や海運株は厳しい状況を迎え・・。

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◆日経平均株価は322円安。2月末終値は前月比わずか11円高の1万3603円だった。月足はこの日の大幅下落によりかろうじて86円の陽線を守り、5カ月ぶり陽線となった。底打ち場面で見られる<安値圏での小さな十字足>の月足を引いた格好となり、ちょっぴり、先高期待を隠し持った感はある。■相場の売り買いのタイミングを捉える指標である6カ月RCIは<マイナス94.29%と03年4月につけた7603円大底月以来のマイナス水準で終った>。これが、「上昇に転じたところが買い場」となる。ちなみに、03年の場合は、翌5月末にマイナス37.14%に、6月末にはプラスの48.57%に転じていった。■しかし、世界の株式市場を取り巻く種々の環境は良くはない。本欄25日号ではグリーンスバーン前米FRB議長のリセッション(景気後退)に論及したことを紹介したが、政府の及ばない自由な投機マネーが偏在し、いびつな市場があちらこちらで蠢いている感がある。日本では「株式に無関心」な状況が生まれつつある。海外勢による無関心に続いて、日本人自身が自国株に投資することの意味がわからないまましらけてしまっている。◆さて、3月相場。引き続き米経済指標の下ぶれが懸念される。日本では、決算期末を控え、業績の減額修正発表が相次ぐ?大和総研では、「2007年度〜09年度企業業績見通し」(07年度第4次予想・銀行・証券・保険を除く東証1部上場主要300社)で、「外部環境悪化を撥ねつける増益予想。円高、原材料高、日米経済停滞による減益懸念を払拭」と説明、経常利益は09年度まで8期連続増益との見方は変わらないとしている。が、日経紙は連日で企業の業績減額修正を発表している。

◆前号紹介の日製鋼(5631)は反落も、週足は昨年11月以降抜けきれなかった26週移動平均線を上回り、いい格好で終っている。3月も環境・代替エネルギー関連株はさまざまな狙い目がうまれそうだ。●犬・猫用ペットフードに特化し国内ペットケア市場でシェアトップのユニチャペット(2059)が、一時200円高の6050円まで買われ、75日線を下値サポートラインとする上昇基調を継続している。過去最高更新の好業績が続いており、昨年4月26日安値3730円を基点とした相場だが、週明けは13日につけた6240円の昨年来高値を取りに行く展開が期待できそうだ。今期は原材料高要因を値上げ効果で補い、売上高、利益とも6期連続の過去最高更新見通しにある。●06年に筆者が注目したコンピュータ入力用タブレットで世界トップのワコム(6727)が、一時25万円まで続伸。12日に昨年来安値17.7万円の安値を付けた後、切り返してきた。業績押し上げ材料が膨らんできたここから「強気」で攻めたい。●タケエイ(2151・マザ)、クレハ(4023)、石原産(4028)も好チャート持続、押し目買い。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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