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2015/12/22

◆明日の祝日休場を控えたこの日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比29円32銭(0.16%)安の1万8886円52銭と小幅ながら3日続落した。米国株は反発も、朝方の買い一巡後に失速、1万8800円台前半水準に沈んだ後、10時過ぎや後場寄り付き直後、さらに、14時台にも小幅プラス圏回復場面があったものの、結局、株休日前の利益確定売りなどにマイナス圏での「幕」となった。

 海外でのクリスマス休暇控えもあり、1部市場出来高は前日比3億8120万株減の19億7459万株、売買代金は同6035.5億円減の1兆9347.48億円と大幅に2日連続で減少した。米国の9年半ぶり利上げ発表、中国経済の失速懸念、そして、原油先物安など商品市況安に先行き不安感が強まるなか、日銀は18日の金融政策決定会合で量的・質的金融緩和を補うべく措置を発表した政策の手詰まり感も指摘された。

 東証1部の値下がり銘柄数は全体の51.9%の1004(日経平均銘柄では50.2%の113)、値上がり数は同41.8%の809(日経平均銘柄では46.2%の104)と3日連続で値下がり数が勝った。変わらずは48増の120となり、騰落レシオは5.88ポイント下がり80.58と3日続落した。

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◆そんななか、大成建設(1801)は13円高の819円と続伸した。長期的には26週、52週移動平均線沿いの上昇期基調にある。2020年東京オリンピック大会の主会場・新国立競技場建設では同社と建築家隈研吾氏提案のA案が採用されたこの日伝わったことが買いを誘った。業種別株価指数で建設は1.28%の反発で、空運、陸運に次ぐ3位となった。

 しかし、材料に飛びついた格好となり、前場後半に841円と8月に付けた1992年1月以来の高値にあと15円と迫ったものの、13円高の819円寄付きに対し終値も同値の安値引けと嫌な感じの「失速日足」となった!週明けは「ウォッチング」でスタートしたい。


◆星野Rリート(3287) [東証R] は9000円高の124万円と5日続伸し3日の戻り高値にあと1000円と迫り、11月の戻り高値132.5万円を窺う格好となってきた。前週15日に発表した15年10月期単独経常利益は前の期比23.8%増の9.09億円と2ケタ伸長となり、今16年4月期も前期比72.2%増の15.65億円とさらに拡大する見込みとした。5期連続の過去最高益更新予想となる。分配金は前期は1万8180円から1万8289円(前の期は1万7075円)に増額し、今期は2万56円としている。

 星野リゾート(長野県軽井沢町)は米国で「ホテル学」を学んだ星野温泉旅館4代目星野佳路が立ち上げ、今年11月に北海道トマムリゾートを中国の企業に183億円で売却したことで話題となった総合リゾート運営会社。そして、星野Rリートは、星野リゾートの100%子会社が運営するリート法人として2013年に上場した。

 同社は新規上場後、資産規模を拡大しており、昨年5月に星野リゾートグループが運営する旅館3物件や外部オペレーター運営のホテル21物件を追加取得し、今年5月にホテル3物件、6月にホテル5件、同年8月にホテル1件、計9物件の外部オペレーター運営のホテルを追加取得している。そして、15年10月期末時点での保有資産は39物件(取得価格合計425億7300万円と拡大してきた。

 今月15日発表の15年10月期単独経常利益は前の期比23.8%増の9.09億円と伸び、今16年4月期も前期比72.2%増の15.65億円と大幅拡大予想となった。5期連続の過去最高益更新予想となる。分配金は前期は1万8180円から1万8289円(前の期は1万7075円)に増額し、今期は2万56円を予定している。

 もっとも、10月最終週に長期線52週線をクリアしたものの、翌週には急失速した。が、切り返す構えにあるここから129.3万円前後にある長期線52週線回復場面から、上昇相場への転換が成るかここから再度、ウォッチングを開始しよう。

 筆者は1980年代央から2000年代初めにかけて、星野旅館から長野各地を巡るドライブ旅行をしていた時代があった。しかし、近頃はもっぱら近場となってきた。妻は車を走らせる楽しみが以前ほどではなくなったようで、新年はレンターカー利用の旅なら「OK」だという・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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