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2015/09/07

◆9月第2週末の東京株式市場で日経平均株価は前週末比68.31円高の1万7860円47銭と反発した。ただ、出来高は同2億6876万株減の23億8381万株と8月18日以来の低水準にとどまり、1株当たり売買単価は987.83円と7月3日の990.40円以来の4ケタ割れ水準に低下した。前週末の欧州株はドイツ工業生産数が予想を下回ったことなどから3日ぶりに大幅反落。米国では、8月雇用統計で失業率は予想以下も過去分は上方修正されたことから利上げ警戒感からNYダウは採用30銘柄そろって下落し、272.38ドル安の1万6102.38ドルと3日ぶりに反落した。東京市場では、円が朝方買い先行で始まったこともあり売りが先行、8月25日の直近安値を一時下回った。しかし、10時頃に円安に振れ、その後も円安推移となったことから買い戻しや突っ込み狙いの買いなどが流入、瞬間的に1万8000台乗せ場面もあった。前引けにかけ戻り待ちの売りに押されたが、後場は買いが先行し1万8000円台に接近したものの、今夜の海外市場が意識され、1万7800円台央を中心としたもみ合う格好となった。

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◆この日、動きが目立ったのは年に1回の日経平均指数採用銘柄の変更発表絡む明暗。新規採用はディー・エヌ・エー(2432)と長谷工コーポ(1808)。一方、除外となったのは日東紡(3110)。そして、平和不(8101)。平和不は、筆者が証券時代の初期に証券取引所の場立として、まだ、市場内にあった大きな「株価ボード」ではチョークで職員が刻々変化していく株価を書いていく手作業の時代に初めて出会った。刻々変化する株価を投資家はラジオ聞く。証券会社では自社の専用電話で顧客の注文を市場内に伝え、我々場立がその銘柄の担当者に売買注文などを伝え、株価や市場動向など様々な市場情報を伝えていた・・。そんな時代に平和不は松下(6752)や東京海上(8752)などと並ぶ「特定銘柄」に属しており、1銘柄ずつセリで始・終値を決められていた。平和不は「東証の大家」さんとして市場の花形銘柄だったが、ネットの時代とあって、代替わりと相成った次第・・。各種各様の市場内情報で泣き笑いもあったが、今や、瞬時に大量売買が闊歩し市場を揺るがすこともある時代。ネット時代、スマホ時代とあって、随分昔に特定銘柄でなくなった平和不動産が日経平均指数用銘柄から消えるのもむべなるかなの感が有る・・。

◆アインファマ(9627)が4日ぶりに急反発した。朝方の売り一巡後は、全般相場の戻りもあって好業績評価の突っ込み狙いの買いが優勢となった。調剤薬局首位の同社だが、8月26日の大引け後発表の2016年4月期第1四半期(5-7月)連結経常利益が前年同期比58.1%増の28.8億円と大幅に拡大した。上期54.9億円に対する進捗率は52.6%に達し、過去5年平均の46.7%も上回る好調裏の着地だった。8月18日後場に同社株価は、「同社業績は過去最高益。売上高は2ケタ増、在庫削減や患者待ち時間短縮などで採算を改善。純利益は9期連続過去最高を更新」との前日午後の一部報道が材料視され昨秋の株式分割落ち(2株を1株に)実施分を埋めて名実共に過去最高値を更新した。その後、19日以降の全般大幅続落展開のなか同社株もつれ安展開となり、この日は最高値から2025円(30%弱)の大幅安場面をたことから、その後、買い戻しなどが入ってきたもの。戻り待ちの売りは予想されるが、2ケタ増収増益の内需株であり、PER22倍台に割高感は乏しい。ここから、同社実力を押し目買いで評価したい。なお、市場全般状況には留意したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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