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2012/04/04

◆米国で3日に公表された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨で、追加金融緩和は後退。過剰流動性相場への期待は削がれ、NYダウは5日ぶりに反落した。米国債は利回りが上昇し、円売りドル買いが広がった。一方、欧州では、スペインやイタリヤ国債の利回り上昇などから対ユーロで円が続伸。欧州主要国株はそろって下落。東京時間に入り、外為市場で円が対ユーロで続伸したことが嫌気され、金融関連や輸送用機器、電気機器など景気敏感セクターから下落。TOPIX業種別株価指数は全33業種下げた。電気、自動車などわが国を代表してきた輸出関連主力の前3月期決算の大幅減額、大幅赤字転落修正発表が続き、株価は2月前半にかけ大きく崩れた。その後、2月に日銀が予想外の金融緩和策を発表したことで、輸出関連など巻き返しが続いてきた。もっとも、輸出関連株でも、ソニー(6758)、パナソニック(6752)、シャープ(6753)などの家電大手株は52週移動平均線に上値を抑えられる格好が続いている。一方、トヨタ(7203)、日産自(7201)、ホンダ(7267)やスズキ(7269)は現在の株価が長期線のはるか上に位置し、ダイハツ(7262)は13週〜52週線沿いの上昇基調を継続中・・と明暗が分かれたままだ。海外市場での展開力や成長戦略が問われていることが主因だ。元気印の電子機器中堅はアンリツ(6754)。08年3月期に経常赤字に転落した後、倍々ゲームの増益基調にある。次世代通信規格のLTEをはじめとしたモバイル・ブロードバンドの開発用途向けが米国に続き、日本での一段の拡大が期待されている。前3月期決算の発表は4月26日(木)の予定。発表を前にした株価動向が注目される。株価は08年10月に付けた1975年以来33年ぶり安値172円を大底に上昇転換。52週線を最後のサポートラインとしつつ、26週線沿いの上昇基調が現在も続いている。もっとも、52週線に対する上方かい離率30%から、全面安場面では910円台にある26週線水準まであっても不思議はないが、買い場を探しつつ突っ込み場面を待とう。なお、13週線は現在955円にある。

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◆同じくエレクトロニクス関連株では、浜松ホトニクス(6865)、シスメックス(6869)が証券会社時代からの筆者注目株だ。直近では、ホトニクスは3月2週に52週線を回復し、その後、52週線攻防が続いている。全般調整色を強めた場合に、52週線から大きく下放れしなかった場合には買っていきたい。一方、シスメックスは1月に付けた分割落ち後安値2387円を基点に、2月第2週から8週連続週足陽線で3月29日の高値3340円まで953円、40%の大幅高だ。ここは、調整場面をウォッチングしてから動こう。■連日で当欄登板のマクドナルド(2702)、トリドール(3397)の外食関連や低価格戦略で2ケタ利益成長が続くドラッグストアチェーンのコスモス薬品(3349)はこの日も堅調。マックは2215円と僅かづつながら5日連続で05年8月以来の高値の壁を登坂中。●一方。今月26日に「渋谷ヒカリヘ」開業の東急(9005)は3月高値から40円安の378円引け・・。昨秋来安値圏で52週線の365円前後で止まれば良しとしよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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