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2006/06/02

◆イノテック(9880・ジャス)が5月8日につけた1527円の01年6月以来高値からきょうは瞬間安値1066円まで叩かれ、終値は前日比20円高の1195円となった。●シライ電子(6658・ジャス)は5月29日の上場来高値1860円がきょうは1522円までみて23円安の1660円引け。●日水(1332)は5月22日につけた92年5月以来の高値599円からきょうは541円まであって終値は9円安の555円。●一方、マルハ(1334)はきのうの昨年7月以来の高値327円がきょうは303円まで売られて4円高の319円引け。13週移動平均線が26週線を上抜く週足のゴールデンクロス(GC)を示現した。残すは26週線が52週線を上抜く中長期線のGCのみ。昨年7月の新生マルハの上場来高値338円を更新すればおのずから中長期線のGCは見えてくる。その時点で長期上昇相場時代に入ったことになる。●きのう紹介のBML(4694)は5月29日に付けた02年11月以来の高値2370円が、きょうは2245円までみて15円安の2335円引け。●鈴丹(8193)は5月1日の04年10月以来の高値880円からきょう709円まで叩かれ15円安の734円引け。●中期注目株・岡谷鋼機(7485・名)は2月9日の上場来高値2400円からきょうは1580円まで売られて1円安の1649円引け・・など直近紹介個別銘柄の成績は散々だ。が、中勢強気を崩す必要はない。●同・浜松ホト(6965)は110円高の3720円引けで、4月10日につけた01年7月以来高値3770円突破から一段上を目指すコースを引き続き走っている。

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◆新興市場もまた大荒れの1日だったが、東証1部も活況裏にV字形日足となった。出来高は24.04億株で3月10日以来の高水準。売買代金は3.06兆円で5月18日以来の3兆円台乗せとそれぞれ膨れあがった。欧米株続伸を背景に高寄りで始動したが、「村上ファンドを証取法違反で東京地検が家宅捜索をする」との朝刊の報道を背景に、村上ファンドの所有株や関連株が需給悪化懸念から全般大きく崩れた。その後、10時半の1万5266円を安値に反発に転じた。結局、平均株価は1万5789円と286円高した。主力株には内外機関投資家の買いが広がり、V字型チャートとなった。多くの銘柄が大台を割り込んだ後、急速に値を戻し、プラスに転じた。すなわち、強気すべきということ。

◆ジャスダック市場時価総額上位のインデックス(4835・JQ)は一時9万9400円まで叩かれた後、反転。12万円引けで12%高した。●大証ヘラクレス市場ではダヴィンチアド(4314・ヘラ)がやはり9万3000円まで急落した後、反発。前日と同値の11万円で終り、ようやく底入れ感が台頭した。■週明けは、上値を試す銘柄のラッシュではじまりそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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