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2008/03/07

◆1990年代前半の日本をならう格好で、米住宅バブル終焉後の惨状が露出してきた。これまでは貸し手側のサブプライム関連損失が話題の中心となってきたが、現地時間6日には、昨年10〜12月の借り手側に対する差し押さえが2%台に上昇、過去最悪水準になったと伝えている。住宅ローン焦げ付きが膨らんでいるのだ。また、投資ファンドや住宅ローン関連投資会社の債務不履行も伝えられた。7日朝発表の2月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は2カ月連続減となり、5年ぶりの大幅減少だった。一段とドル売り圧力が高まり、次回の追加利下げは0.75%となる確率が高まろう。もっとも、金利操作だけで住宅バブル崩壊に対処できるわけはない。新たな対応策が発表される可能性がある。■7日のアジア・太平洋15地域・国市場の代表的株価指数の星取表は前日とは正反対の1勝13敗1休場!上げたのは直近軟調展開にあったベトナムのみ。日経平均株価は400円超下げたが、1月22日安値には172円を残した。が、週明けの東京マーケットは一段と厳しくなりそうだ。中国、インド株式市場がここからさらに一段下の水準を調べる動きとなれば厳しさに輪がかかることになる。

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◆ここまで環境関連テーマ物を先頭に紹介してきたが、風力開発(2776・マザ)は上ひげの長い天井圏での陰線となったことで、週明け以降は調整局面か?太陽電池関連株は相場に余力が残るが、この日、分割落ち後高値を取ったマルマエ(6264・マザ)、昨年来高値更新後下げに転じたエヌピーシー(6255・マザ)、高値圏で頑強だった石井表記(6336・東2)、フェローテック(6890・ジャス)、プロデュース(6263・ジャス)が週明け(欧米株安の場合でも)堅調展開となるかが注目点。

◆海外株安で週明けを迎えた場合でも注目したい銘柄がある。この日TOPIX33業種中で唯一上げたのは農水産業。昨年は日水(1332)に注目したが、●今年はマルハニチロ(1334)だ。中国毒入りギョーザ事件や虚偽表示など「食」が話題となっているが、中国産など海外農水産物なくして成り立たないのが日本の「食」。今後一段と社会問題化していくことになる。6日には農薬関連株が動意づいたが、<大株主・農林中金の事情を背景に思惑買いが先行した>との見方がある。マルハニチでは1744万株、第3位の株主だ。4日に、2子会社のトップ交代を発表し、6日には「養殖カンパチを09年にも欧米に向け輸出する」との報道があった。養殖マグロも対象にする見通しだという。輸入一辺倒からの転換だけに時間はかかろうが、先行き手掛りが見えてきた。経営統合効果は09年3月期から本格化することになる。日水と違い、マルハニチは2月12日安値109円を1月22日安値105円に対する二番底とし反転。75日線を突破したことで長期上昇基調入りしたと考えられる。■二番底確認済みのチャート魅力株は、森トラストが筆頭株主でこの日戻り高値318円をつけたロイヤルホテル(9713・大2)。●宿泊予約サイト運営の一休(2450)は森氏が筆頭株主。2月大底確認後7万円台でモミ合う展開。提携効果で成長力上昇に期待感。●あと、ゴルフ場運営大手のPGGIH(2466)は1月大底、2月二番底から26週線を突破。上昇基調入りが鮮明化しつつある。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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