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2011/12/30

◆12月31日、NHK・紅白歌合戦で松田聖子が歌い、テレビ東京は日活映画のリマスター版を放映、(30日にはTBS「レコード大賞」功労賞で九ちゃんの映像が放送される予定)・・。これ、なんだ?東日本大震災後に話題を集めた永六輔作詞、中村八大作曲、坂本九歌の「上を向いて歩こう」に関する、31日分は今からでも準備できる大晦日の夜のイベントだ。

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◆筆者が「上を向いて歩こう」の映画を見たのは、高校2年になる直前の1962年春。50年も前だ!松山に出かけて封切り時に見た。しかし、今覚えているのはラストで、九ちゃんや吉永小百合さん(筆者よりひとつ年上、当時の出演映画は松山に出かけて封切り時に見る大ファンだった)ら出演者が勢ぞろいして横に広がって歩くシーンだけ。同時上映が「銀座の恋の物語」とあって、記憶は全部「銀恋」に持っていかれた格好だ。舛田利雄監督は鈴木清順監督とともに贔屓の監督。プロの監督としてそこそこの脚本でもきっちり映画に仕上げるし、「赤い波止場」、「紅の流れ星」、「赤いハンカチ」、「無頼より、大幹部」など傑作揃い・・。そして、未だ見ることができていない「狼の王子」もある。

◆舛田監督は坂本九さんについて、「役者として、というより人柄がそのまま出ているんですよ。人間としては最高の子でした。・・それで感が良いからね。こちらが言ったことをそのまま表現できる子でね、そんな役者やタレントは滅多にいないよ。演技というのが、そのまま自然な感じで、ちょっと珍しいくらいの人だったなぁ」と「映画監督 舛田利雄」(HOTWAX責任編集)のなかのインタビューで印象を語っている。そして、「上を向いて歩こう」の歌はレコードでは3番までだったが、映画では「冬の日」を歌いこんだ4番が歌われている。4番を記録するならテレビ放映時に録画するしかない!

◆さて、現実は厳しい!11年大納会の日経平均は前日比56円高の8455円と4日ぶりに反発。ただ、昨年大納会比では17.3%の2ケタ安での終了。TOPIXは続伸したが、前年大納会比では19%安だ。一方、米経済指標は欧州、アジアの苦戦をよそに順調だ。29日のNYダウは10月第4週に付けた週末終値を上抜いて終了、30日も堅調裏に終了となれば、テクニカル面では50週移動平均線を下値サポートラインとした上昇基調入りが鮮明化する!!もっとも、これまで記してきたようにイタリアをはじめ欧州債務懸念はなお厳しいものがある。米国株のテクニカル面での強さがどこまで他市場の懸念を和らげるかどうかが新年早々の注目ポイントとなる?

◆26日付けで記したライト工(1926)が2007年6月以来4年半ぶり高値で年越しする。詳しくは26日の記事を参照してほしい。上値にシコリのない、「東日本大震災からの復興」関連銘柄として思惑人気が一段と高まる?か注目しよう。●ベルク(9974)は地方の中堅スーパーゆえ不人気だがテクニカル面はいい。ヤマダ電機(9831)だって当初は単なる北関東の電気チェーン店だった。ベルクだって、終値は1円高の1163円にとどまったが、一時1185円まで付け2カ月ぶり高値をつける場面があった。1160円台から打診買いし、動きをウォッチングしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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