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2008/05/15

◆日経平均株価は4連騰し、3月安値後の戻り高値を更新した。市場エネルギーも若干拡大した。出来高は24.4億株、売買代金は2.9兆円と回復してきた。やや円安傾向かつ金利も上昇機運にあり、15日がピークだった3月期決算の発表で今期連結経常利益予想は7期ぶりに減益見通しとなったものの、減益率が予想の範囲内だった・・ことだったことから、過度の悲観人気のゆり戻しの動きが続いた。特に、日本を代表する企業の業績発表で買い安心感が膨らんだことが市場心理を好転させたといえる。■4月末に、今3月期業績大幅増益見通しを発表した松下(6752)が大幅高し、14日には株主優遇策発表のNTT(9432)がストップ高で終わり、15日には今期営業利益予想を前期比20%増としたソニー(6758)がストップ高寄り付き、自動車用鋼板の3割値上げでトヨタ(7203)と決着したと報道された新日鉄(5401)が急騰し、トヨタも堅調に推移したことで市場心理は好転した。そして、値上がり銘柄数1305に対し値下がりは341と値上がり銘柄数が4倍弱にのぼった。

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◆もっとも、当欄が強気してきた環境関連など材料株、テーマ株は高値をつけた後、利益確定売りに押され、急速に上げ幅を縮小、高値波乱型のチャート銘柄が続出したことで内心面白くない展開となった。■風力開発(2766・マザ)は3月戻り高値にあと3000円と迫る48万円まで変われた後、一時ストップ安に売られ、結局、2.4万円安の43.8万円の大幅陰線引けとなり、●神鋼電(6507)はこの日13時台に発表した今期営業減益見通しが失望売りを呼び乱高下した。ともに週足上昇基調にあり、13週線、75日移動平均線を大きく割り込むことがなければ、調整場面は買いとなるのだが・・。■太陽電池関連銘柄では急速に上げ幅を縮小した銘柄が多い。14日に決算の発表とあわせ太陽電池製造装置への進出を発表した低位割安株のTAIYO(6252・東2)は190円の上場来高値をつけたあと、寄り引け同値の上ひげの長い「サーベルを逆さにしたような十字足」で終ってしまった。200円相場乗せには時間がかかりそうだ。●年初来高値を更新したフェローテック(6890)は小幅下げに転じ、●マルマエ(6264・マザ)も十字足に近い格好となるなどため息をついてしまう終り方をした。■「低炭素化革命」関連銘柄の中外炉(1964)はこの日14時台に発表した今期経常減益見通しに急反落した。■15日に年初来高値をつけ先高期待感が強まったのは「水」環境関連の三浦工(6005)。13週線が26週線を上抜くゴールデン・クロスは近い!

◆日経平均は日足チャートでは、200日移動平均線がある1万5000円処が当面の上値目標となるが、4月30日に25日線が75日線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(ミニGC)を示現した。また、週足ベースでは、前週割り込んだ26週線への上方カイ離を再び回復しており、4月25日に6週線が13週線を上抜くミニ・GCしたことの強みが現れている。「総論強気」を示唆している。●液晶向け偏光用フィルム世界シェア8割といわれるクラレ(3405)は200日線に絡んだ動きとなっているが、上方カイ離後の動きが期待される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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