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2012/10/10

◆国際通貨基金(IMF)は8日に世界経済成長予想の下方修正を発表し、米欧の行動がないとさらに鈍化する、との警告を発した。この日のブルームバーグニュースでは、10日に公表されたというIMFの世界金融安定報告によれば、「欧州の当局者が債務危機を阻止するという公約を守れない場合は、欧州の銀行は2013年までに最大で4兆5000億ドル(約352兆円)の資産売却が必要になると試算し、4月時の試算から18%も増えた」と伝えている。また、日中問題が日本の足を掬いかねない。中国は今、政権交代の途上にあり、新体制が巡航速度に入るにはなお時間が必要だ。このまま、日中緊張が続くようだと、日本経済・企業業績は厳しさが増すばかり。国内では、日本経済の成長を主導してきた製造業がかつてない危機状況の只中にあり、ここまで何とか堅調だった内需産業にも秋風が一段と強まる懸念・・。

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◆日経平均株価は173円安の8596円引けと大幅続落し、わずかながら8600円台を割り込んだ。9月19日の直近戻り高値は9288円だが、この相場の基点は、9月6日安値8646円だ。しかし、この日これを割り込んでしまった。テクニカル面からは、6月安値8238円を基点に、7月4日、8月20日、9月19日と小さな波動のヤマが3つできた。が、長期相場の方向を示唆する200日線を割り込む日の方が多いとあって、浮揚力は弱いように見える。当欄では、内需関連を前面に押し出して紹介してきた。が、さすがに高値追いしてきたショーボンド(1414)、東芝プラ(1983)も一服。

◆マクドナルド(2702)は前日に発表した9月度既存店売上高が前年同月比3.6%減と6カ月連続で減少したものの、11円安の2199円と下げは限定的。52週線沿いの上昇基調を持続していることは、先行き期待感を生む。減少は「低価格戦略戦略」を背景としたものであり、来店客数は5カ月連続で増加している。そして、全店売上高は前年比マイナス1.1%となったが、前年が5%増だったハンディがあるうえ、大型ドライブスルー店舗を中心とした新店投資効果が引き続き売上に寄与していることなど引き続き注目していきたい。ただし、全般大きな動きが無い中で52週線割れするなど上値切り下がりが鮮明化した場合は、いったん、「売却」としたい。

◆数少ない当欄輸出関連ピックアップ銘柄のひとつ、検体検査機器大手のシスメックス(6869)は65円高の3805円で寄り付き、3835円の年初来高値を付けたものの、一時3700円割れを見て、15円安の3725円引けとなった。もっとも、上昇を続ける25日線(3671円)を割り込んではいないし、週足ベースではもっと頑強な上昇基調が継続中であり、25日線に過敏に反応する必要はなさそうだが・・、引き続き、期待しつつウォッチングを継続しよう。●かつて、注目した一眼レフ交換レンズ世界大手のひとつタムロン(7740)が9月下旬から失速。前週には52週線を割り込み、今週一段安。09年11月に二番底をうった後、52週線沿いの上昇基調を刻んできた。これまでも、何度か52週線割れ場面を見てきたが、概ね、短期的な調整で上げに転じてきた。ただ、今回は、4月高値をクリアできないまま割り込んできたことから、監視を強めるか「売却」としたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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