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2008/08/07

◆米国株次第の写真相場が続く。が、7日は終日軟調展開が続いた。米国株高にもかかわらずだ。7日の米国株は急落が予想されるとみた売りが広がったこと及び前日の内閣府発表の6月の「景気動向指数」で景気後退観測が強まったことが主因だ。また、個別銘柄では、発表が続く08年4〜6月期(1Q)決算状況によって神経質な急騰急落と明暗がはっきり分かれる日々が続く。■みずほFG(8411)は、1万7000円安の47万6000円と大幅反落するなど銀行株の下げが急だった。米保険最大手のAIGが6日の米取引時間終了後に大幅赤字決算を発表したことを受け信用不安が再燃、米景気・企業業績への警戒感が根強い「7日の米国株は金融株から急落する」と見た売りが優勢となったもの。銀行株はTOPIX33業種別株価指数で値下がり率トップとなった!

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◆また、当欄の中核銘柄のひとつとしていたNTT(9432)は3.7万円安の52.7万と大幅反落し、4日に58.1万円まで買われ、07年5月16日以来の高値を付けた意味が薄れるチャートとなってしまった。6日発表の1Q連結決算で、営業利益は前年同期比24%増の3720億円と好調裏に着していたのにである。通期予想を据え置いたのは、多くの企業が今期後半を厳しく見ているためであり、別段、売る理由とはならないただ、株価が、3月17日の年初来安値40.7万円を基点に、直近の全般軟調展開のなかでも8月4日高値まで買われていたことから利益確定売りが優勢になった結果といえよう。「株高−好決算発表−利益確定売り」のパターンだ。もっとも、当欄では、8月に入り、75日移動平均線が200日線を上抜くゴールデン・クロス(GC)を示現したばかり、両線は50万円を挟んだ水準にあることから、50万円割れは押し目買い好機と見るが!●また、電気自動車用電池の量産を発表したGSユアサ(6674)も結局、小幅ながら反落に転じて終った。環境関連株を表舞台に送った「洞爺湖サミット」が「世界の環境意識と行動を転換する」大きなチャンスを手に出来ないまま終った後は、関連株銘柄は失速。その後の買い直し相場も小さなヤマで終り、材料出尽くし感から利益確定売りなどが優勢の展開が続いているもの。

◆また、当欄の一方の主役と押し立てた「非銀行的銀行」セゾン銀行(8410)も4日上場来高値28.06万円から一時26.08万円まで続落してしまった。3月7日の上場来高値17.5万円から、全般厳しい展開となった6月6日以降の相場のなかを逆行高してきたのだから、瞬間的にはひやっとする場面があっても不思議ない。75日線、13週線が22万円台前半にある。急速な突っ込み場面は75日線などをメドに拾いたい。

◆一方、相変わらず元気印は大型自転車店チェーン展開のあさひ(3333)だ。一時1945円まで買われ、昨年7月高値2000円は目前だ。7日付け日経夕刊にも「ブームで脚光、自転車関連サイト」などと自転車ブームの様子を報じているが、これまで紹介してきたように、20年ぶりのサイクル・ブームを上場企業で味わっているのはあさひといえる。●前号紹介の地味系スーパーの東武ストア(8274)が8カ月ぶりに400円乗せし年初来高値を更新した。第2東京タワー関連株としてチャート好転を買いたい!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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