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2009/02/17

◆17日、日経平均株価は続落。1月26日の年初来安値7671円を割り込み、昨年10月28日以来4カ月ぶり安値となった。8000円は一段と遠くなってきた・・。16日の米国株式市場は祝日休場となったが、欧州株が下げ、17日のアジア・太平洋市場各市場はほぼ全滅状態で、東アジア5市場の下げ幅は1%台の日本を除き2%〜4%と大きくなり、買い意欲が乏しいまま推移した。17日に経営再建計画の政府提出期限を迎えるGMとクライスラーの自動車大手2社の動向が懸念され売り優勢の展開が続いた。GMは全米自動車労組(UAW)との交渉が難航し計画を提出できないのではないかとか連邦破産法11条を提出するのではないかと警戒心が強まった。

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◆日経平均は6日連続で8000円割れとなった。今期予想日経平均株価収益率(PER)は16日現在で69.52倍だ。今期予想1株利益は111.48円の計算である。1月30日は予想PER20.21倍、1株益399.55円だったから、1株益はわずか10営業日で27.9%に縮小した。1−3月期実質GDPがさらに2ケタ減少すると予想され、企業業績は来10年3月期も減益見通しとするのが市場コンセンサス。現在でも高PERなのに、景気好転、企業業績回復が見えてくるのは来09年度後半との見方とあって、日経平均の本格反転は見えてこない。

◆この日、堅調だったのは公共事業関連株。17日付けの日本経済新聞朝刊が、「政府・与党は追加経済対策に向けた2009年度補正予算案の編成で、多年度にわたる公共事業計画を09年度に集中実施する方向で検討に入った」と報じたことが手掛かり材料視された。先に注目したショーボンドHD(1414)が一時2060円まで上げ昨年12月11日の高値2035円を更新し、1999年12月以来の高値となった。1月には1500円台前半まで突っ込んだが、52週移動平均線が下支えし1月最終週に26週線から6週線まで全てでプラスかい離を回復し、きょうの上げにつながった。同社はコンクリート補修業トップであり、公共事業が中心だ。橋梁・高速道路で実績が大ということで、公共施設の耐震化などが浮上するとした報道が買いを誘った。今09年6月期連結業績予想が、前期比4%増収11%営業増益見通しと堅調見通しにあることも中勢上昇基調を支えている。横河ブリッジ(5911)、NIPPO(1881)などが同様に買われた。

◆ディフェンシブストックの医薬品では依然、科研薬(4521)が1000円とび台突破ならず、4ケタ手前からの急騰シーンを夢見るにとどまっている。1000円台乗せしたのは06年3月だからまもなく3年目を迎える。その間、700円台前半が安値圏であり、900円台後半から1000円台央が高値圏の往来相場だ。なぐさめは、昨年10月安値730円から上昇基調入りしたと読めること。920円台にある26週線までズッコケる場面があれば、突っ込み買いチャンス。あとは、1100円台乗せから買いっていくかだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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