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2008/03/27

◆「株価は、価値、需給そして人気で決まる」といわれる。東芝(6502)は26日引け後に、「米国で原子力発電所2基の受注が正式に決まった」と発表した。が、この日は朝方から売りが先行、一時29円安の669円まで売られ、結局677円と続落で終わり、前日発表の材料に何の反応もなかった。昨年7月の原発関連株人気隆盛の時には思いも付かない悲惨な状況となっている。これは、東芝株や原発関連株だけのことではない。

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◆昨年12月以降の世界の株式相場は、殺伐たる退却戦が続いている。震源地はサブプライムローン問題によるまるでどのくらいの金額となるのか、着地点が見えない損失発表ラッシュ。日本株や米国株だけでなく、新興市場としてもてはやされた中国、インドの株式市場も「バブル崩壊後の厳しい後退戦」が続いている。上昇急な時、テレビ番組で紹介されたある家族では、母子はマンションを売却した金を元手に1日1万元の稼ぎを目標に株式投資で奮闘していた。一方、タクシ−運転手の夫は1カ月かけて8000元を稼ぐ、一家はそんな生活をおくっていたが、今頃どうしていることやら!?27日、上海総合株価指数は3411ポイント。前日比195ポイント(5.42%)の大幅下落となり、昨年10月の過去最高値6124ポイントから45%の下げとなった。通常、「高値から20%下げた時点で、相場は下方転換したと判断する」と教えられるが、中国、インドともこれを大幅に上回る下げとなっている。◆東芝の場合、「価値、需給、人気」の中で、「需給」面の悪さが足を引っ張っている。が、日柄整理を覚悟し、次の流れをたぐり寄せるまで、注目銘柄としてウォチングを継続する。

◆先に、「買い推奨」したマルハニチロ(1334)は、19日に175円まで買われ200日線にタッチしたが、その後反転した。これは定石通りの動きであり、1月の新生マルハニチ上場来安値105円から66%上げたここは上げ幅の半値押しの140円があって不思議ないと捉え。140円水準からの中勢買いを推奨する。

◆26日に新規上場した一般産業用油圧シリンダのトップメーカーのTAIYO(6252・東2)は、公募、売り出し株数1000万株超と需給悪が足を引っ張り、公募価格150円を割り込む展開となっている。が、来09年3月期(野村予想)営業益は2ケタ増で、予想1株益23・1円。業務・資本提携先で筆頭株主からの委託生産で、太陽電地製造装置の供給を検討している。ここは拾い場としてまず打診買いしたい。

◆省電舎(1711・マザ)は発行済み株式数が7000株と極少。薄商いながら連日で戻り高値を更新している。同社株を2.4%持つのはサン・クロレラ。ブロードタワー(3776・大)を2%保有し、この日4万高の24万円ストップ高となったガンホー(3765・大)を保有しているほか、DNAチップ研(2397・マザ)、ガイアックス(3775・名)、シーシエス(6669・ジャス)なども保有している。サン・クロレラが大株主の銘柄を打診買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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